北海道一周しました。網走から。(後編)


後半の旅は、2022年 7月29日(金)の網走から北海道を離れる8月14日(日)の車旅です。

後半の北海道内の走行距離は1621.7kmを走行します。

全行程は、2022年 7月15日(金)から8月17日(水)の34日間です。

走行距離は全行程約トータル距離数4623.1Kmです。

北海道内の走行距離は3149.7Kmです。

7月29日(金)朝はどんよりとした曇りです。網走の道の駅を出発し能取岬に向かいます。

20分位で到着しました。相変わらずの曇りですので残念です。

オホーツク海が一望と言いたいところですが霧が濃くてあまり見えません。

また、網走市内に戻ります。網走と言えば網走番外地で有名な刑務所が有り、新たに「網走監獄」として再現された観光地になっていますので行ってみます。

その前に、本当の網走刑務所に行きました。ここは国道39号線から網走市内を流れる網走川に架かる鏡橋を渡った所にあり静かな所です。

この網走刑務所から戻る鏡橋を渡り国道に出たところに番外地食堂という小さな食堂が有ります。出所後ここでビールとカツ丼を食べるのでしょうか?

次に「網走監獄」に行きました。入園料はJAF割で1350円です。入園後正面に正門が本物そっくりに作られていて、その門をくぐり抜け中に入ります。

中には旧刑務所内の舎房や食堂などが復元され歴史的な展示館などもあります。この建物は舎房で囚人の住まいです。

中は中央に見張り所があり放射状に監獄が配置されてます。

見張り所からこんな感じに見えます。


舎房の廊下は寒そうです。暖房は廊下に薪ストーブがあるのみで、重厚な木材が使われてます。

舎房の中の部屋はこんな感じで狭くて暗いです。

今の舎房の部屋はこんな感じで常に整理整頓です。

見学は2時間くらいで周り、その頃には晴れてました。近くに天都山という高台があり網走市内と後ろ側は網走刑務所が見えます。

遠すぎて街は良く見えませんがオホーツク海H見えました。

途中、内陸に入り「メルヘンの丘」という所が国道39号線沿いにあるので寄ってみます。

なるほどという感じです。作った景色なのか自然にできた景色なのかは判りませんが、絵本に出てきそうな景色です。逆光で青空が見えないのが残念です。

この後、美幌にある「峠の湯びほろ(500円)」でゆっくりお風呂で疲れをとってましたらかなり時間が過ぎ、今宵の宿の「道の駅サロマ湖」に着いたときは真っ暗でした。今夜は車内でで「ゴールデンカムイラベルのサッポロビール」で乾杯です。網走監獄でのお土産などでも、ゴールデンカムイのキャラクターグッズが売り出されてます。そんなに面白いアニメなら見ようかなとも思いますが、本数が凄いらしいです。

7月30日(土)晴れです。今日は最初にサロマ湖を半周しオホーツク海に出ます。

途中の道は北海道の道の定番で直線道路です。

サロマ湖はオホーツク海を砂州で区切った塩水湖で3番目に大きな湖です。

砂州の先端近くにある竜宮台というオホーツク海とサロマ湖の両方を一望できるように造られた展望台からの風景です。遠くに海に突き出した突堤は「氷海展望塔 オホーツクタワー」という所で海底が見える事(500円)と冬は流氷が一望できる展望台(無料)があります。

その他に流氷の砕氷船ガリンコ号という観光船(3000円)が運航しています。

サロマ湖の砂州を戻り国道238号線を北上します。海岸線を北上すると紋別に着きます。道の駅に寄ります。

この道の駅は他の道の駅と違って地元の野菜とか名産品などの販売所はありません。そういったものは旧JR紋別駅跡に造られたところで売ってます。街はそこそこ大きな街ですが鉄道は廃線で残念ですね。更に北上して釣り場を探します。途、中日之出岬という所に寄り岬なので釣りも出来るとこか確認します。

この岬は名前の通り日の出が見えるという事でキャンプ場なども併設されています。岬の先端までいきます。

岩場のある磯ですが波際から沖へ10~15mの浅い岩礁地帯が続いていて釣りをするにはちょっと難しく諦めました。

更に先に進みます。途中の神威岬という所も行きましたが危険そうなところなので断念。たどり着いたのは枝幸漁港という所で竿を出します。

港内の船道を攻めてみますが、砂地で何のあたりもありません。小魚も釣れないので断念。

もう少し北上し、道の駅を目指します。浜頓別に向かう途中の国道は人も車もいない道で、右手にオホーツク海からの風に煽られながら進みます。

浜頓別の道の駅「北オホーツクはまとんべつ」に到着しました。町役場の目の前にある新しい施設です。

さて食材購入と思いスーパーは。目の前に在りましたがレトロな雰囲気で、少し離れたセイコーマートにしました。

31日(日)朝です。少し風は強いです。近くにあるクッチャロ湖を見に行きます。車で5分位です。

湖の色は少し茶色でしたが綺麗な湖畔で、キャンプ場もあります。ここの駐車場もトイレ完備で車中泊できます。ウオシュレットは有りませんが。

少しまた北上すると「エサヌカ線」という道路に出ます。国道は内陸側を走りますが、この道は海に近い所を走ります。左右に牧草地が広がる直線道路で人気のスポットです。

青空で綺麗です。人気があるのがわかります。同じような風景ですが、ついついシャッターを押してしまいます。

牧草を刈り取り作業風景も何故かいい雰囲気に感じます。

この刈り取った円柱状の草の束は「牧草ロール」と言いこの後大きなビニールでラッピングして「サイレージ」として保存します。ロールの重さは600kg位い有りラッピングする事でサイロに入れて保管するのと同様に発酵させ牧草の漬物を作る効果があるそうで栄養価の高い牧草が造れるそうで、これを作ればサイロは必要ないので、牧場でよく見る風景でサイロだけ老朽化してして放置されているのはこのような理由もあるそうです。

全部機械でラッピングするそうです。手作業はではできません。当然です。

午前11時過ぎに道の駅さるふつ(猿払)に着きました。この町は北海道内でも有名な帆立の産地です。

折角なので道の駅の奥にある直売施設に食事処で帆立丼(1430円)を戴く事にします。

これは綺麗に並んだ帆立で帆立の紐も付いてます。余りの美味しさでつい御土産を買ってしまいました。冷凍帆立(Mサイズ1kg+送料込み)で7000円位です。

北へ向かいます。宗谷国道(国道258号線)を北上すると綺麗な海岸線が見えます。砂浜と港は高い防波堤に囲まれた港が有ります。

左側の陸地は宗谷丘陵に並ぶ風力初などが見えます。

到着しました。日本最北端の地。宗谷岬です。有名な最北端のオブジェが有ります。

観光客もまあまあ来てますが人と被らずに記念撮影が出来る位の人出です。ここに来るとやはり到達感は有ります。岬の後ろにある高台に展望台が有り登ってみました。

展望台を降りると鹿が食事をしています。

更に奥の宗谷丘陵に行ってみます。この辺りはクロユリの繁殖地だそうですが時期が少し遅く見ることは出来ませんでした。

丘陵から宗谷岬方面を望むところです。綺麗な風景です。

再び岬の先端に戻る途中に灯台を望む景色が有ります。

稚内市内に向かいます。稚内の道の駅はJR稚内駅の目の前に在りますので今晩の為に事前確認です。駅舎は新しい建物です。


駅の構内には最先端の線路という看板が有りました。

昔、樺太(サハリン)が日本領土だった頃には鉄道が更に先まで伸びていて、その名残としてサハリン行の連絡船待ちの乗客向けに海からの波や風がかからない様に造られたドームが有ります。

長くて重厚な施設で、今はこの中で子供ずれの親子とかが散歩してます。

ノシャップ岬に向かいます。10分位で着きます。逆光ですが海が見えます。やはり最北端の宗谷岬と2番目のノシャップ岬では人気が違います。

何故かイルカのオブジェと灯台です。

稚内の駅前にある道の駅に向かう途中、利尻島を望む海側に「稚内温泉童夢」という日帰り温泉(600円)に立ち寄りましたが、お湯はヌルッとしてます。道の駅への帰り道は鹿が一杯でした。気温は17.8度で肌寒いです。この道の駅は大変混雑していて、普通は車中泊の車が1台置きに停まってプライバシーをとっている暗黙のルールみたいのが有りますが、ここがぎっしり満車です。利尻島や礼文島に行く車の無料駐車場に使っている車も多いからかもしれません。

8月1日(月)曇りです。今日は前から行きたかった礼文島に行きます。利尻・礼文へ渡るフェリーターミナルは早朝ですが人が多いです。朝6時30分出航します。

礼文島にはフェリーで2時間くらいで到着します。利尻島へは1時間50分位ですので利尻の方が近い位置にあります。

船からはノシャップ岬を過ぎると利尻島が見えてきます。フェリーの中は絨毯引きの雑魚寝フロアです。仮眠する人も多いですが景色が気になる人は度々デッキに出ます。

もう少し行くと礼文島も見えてきます。平べったい島です。

香深港というフェリーターミナルに8時25分に着くと目の前から8時40分の「桃岩登山口行」バスに乗ります。

バスは礼文島の街中から山を登ります。僅か8分位の所に桃源台入口というバス停に到着し終点なので全員降車し、ここからトレッキングです。

礼文島にはいくつかのコースが有りますが、今回は「桃岩展望台コース」という5.7kmの約3時間コースに行くことにしました。ガイドブックには礼文島の景勝ポイントも数多く、島に咲くほとんどの花と利尻富士を眺めることが出来るオススメのコースとの事です。バス停から20m位の所にコース入口が有りスタートです。

木製の柵で囲われた細い溝のような山道を進んでいきます。

登り始めて比較的直ぐの時間で、このコースの名称にある「桃岩」の見える展望台に着きます。風が強く長袖1枚では寒くレインウェアを着ました。この展望台に半袖姿の家族連れのがいましたが、寒いと思います。

桃と言われればそう見えますかね?桃をかじったとこれですか?

展望台から下の谷を見下ろします。大きな木が生えていないのでツルっとして綺麗な草原に見えます。

途中の道は木道などもあって歩きやすい遊歩道です。元地(もとじ)灯台方面に進みます。

キンバイの谷と言う所から利尻富士を望みます。周りは礼文の高山植物が咲いてます。

ここへ来る途中のカメラの設定に気を取られて木道で小さな段差につまずいてこけました。唇の上を強打し流血しました。痛かった。

絶景です。良く紹介される景色です。晴れたらもっと凄い景色でしょうね!

更に灯台方面に進みますが、礼文島にはこんな花が咲いてます。

元地(もとじ)灯台が見えました。ここから先は下りになります。

麓近くの知床バス停まで降りてくる途中に「北のカナリアたち」という吉永小百合さんが主演した映画のロケ地が有ります。

無料ですので中を見ました。

教室には吉永小百合さんが教壇に立って話す仕掛けがあるそうですが当日は故障でした。

校舎と利尻島が見えるショットがいいです。

海岸沿いの道に降りて香深港に戻ります。徒歩で30分かからないくらいです。

香深港周辺の土産品店を見ましたが余りパットせず礼文島の看板を前に記念写真などしながらフェリーを待ちます。14時20分のフェリーに乗車しました。

今回の登山用リュックは新しく購入し今回の北海道でデビューです。前編の恵山に登った時もこのリュックで背中にぴったりで背負いやすいです。銘柄はマムートのリチウム25とウェストバッグと肩紐ポーチはミステリーランチで帽子は米軍製です。

稚内港に着きました。16時15分着岸です。

次に礼文島を訪れる時には北の岬めぐりコース(全長約13km、所要時間約5時間)に行ってレブンアツモリソウを見たいと思います。

稚内道の駅に停めたままの車に戻ります。今日のこの道の駅にに車中泊しますがイオンなどの大手スーパーは近くに無く、駅前に地元のスーパーの「食品館あいざわ」が有ります。今回は見つけられずに遠くのイオンに行ってしまいました。駅前なので近くの居酒屋という選択肢も有りかな?とも思いましたが、今回は唇が腫れてカッコ悪いので車内で食べました。

8月2日(火)相変わらずの曇れですので、稚内駅構内の土産物屋などを散策します。

その前に改めて、日本最北端の鉄道の碑を記念に撮ります。

次はちょうど列車が来ていたので撮っておきました。列車の型式は”鉄”ではないのでわかりませんが・・・。

駅構内の観光案内所に立ち寄った時に「日本本土4極踏破証明書」というものが有り、無料で頂けるという事で、早速窓口で宗谷岬の証明書を頂きました。ここで既に通り過ぎてしまった根室の納沙布岬も行った事を伝えると根室市役所の担当課の連絡先を教えていただき、後で連絡したら納沙布岬に到着した日付で発行して自宅へ郵送していただけると。有難うございました。残る2極が楽しみです。

この後、稚内市内のコインランドリー(全自動+乾燥10分追加で1100円)で溜まった洗濯物を洗い、午後に出発しました。

サロベツ湿原方面に南下します。この道は道道106号線で別名「日本海オロロンライン」と呼ばれていて、稚内から小樽迄の日本海側を走る380kmのルートです。冬は強風と雪でホワイトアウトになることも多いルートだそうです。でも夏は綺麗な景色です。

天気のいい日の直線道路はついついスピードが出てしまいます。地元のドライバーさんは80km/h以上のスピードを出してます。当然常に追い抜かれています。下の写真は豊富町の長沼あたりで人も車も少ないです。

このオロロンラインから豊富駅方面に少し入った所にあるサロベツ湿原センターに向かいます。この道も直線です。

「サロベツ湿原センター」に着きました。大きな施設です。無料です。湿原の施設は9時から17時迄(夏場)ですが湿原へは24時間入場可能だそうです。真っ暗なので天体観測などしている人がいるそうです。怖いですが・・・。

センター内の湿原は木道が整備されていて、周回で1km30分位のコースです。

木道の脇には草花が咲いてます。

何もない湿原が広がります。

オロロンラインに戻り更に南下すると、風力発電の風車が並んだ所があります。「オトンルイ風力発電」という名前で海岸沿いに並ぶ風景はすごいです。2023年4月に建て替えの為取り壊されるそうです。

夕暮れ時の風車群は日本海からの風で周っています。人家も無いので音も関係ないです。

夕方なので天塩に向かいます。大きなスーパーは無いのでセイコーマートで食品を購入して町の海岸付近にある日帰り温泉に行きます。この「てしお温泉夕映」は茶色のヌルヌル湯で超塩辛い温泉です。(600円)湯上り時には真水(お湯)で洗い流さないと塩でベタベタになります。

「道の駅てしお」は淋しい感じが漂います。街中に道の駅があるので良い店があったら入ろうと探しましたが、コロナが増え始めたことも有り時短営業で断念しました。

8月3日(水)薄曇りの天気ですが改善する予報です。

途中の道路と並走している所に旧国鉄羽幌選が廃線になったことで残った旭橋という橋だけが、ここに鉄道があったことを伝えています。国道沿いの遠別町という町にあります。

更に進みますが牛がいました。人はいません。

牧草地や風車を国道232号線の両側に見ながら走ります。大昔に行った羽幌に来ました。

昔は羽幌駅の近くに民宿があり毛カニやエビなど大盛で出してくれる所に泊りました。

羽幌駅は既に無くなりコンクリートの建造物があるだけでした。当然民宿などもありませんでした。

海岸へ出てみますと海水浴をしている人がいました。(夏なので当たり前なのですが寒そうです)

羽幌は甘えびが有名なのでお土産にと思い港の天売島・焼尻島行のフェリー乗り場近くにある産直工房きたるという所で購入し宅配で送ります。(500g2500円・1kg4400円+送料1300円です)

この後、「道の駅はっと♡はぼろ」に行って車を停めます。この道の駅は宿泊施設と日帰り温泉(500円)があります。

温泉でサッパリした所で夕刻のいい時間帯になりましたので美味しいものを戴こうと居酒屋さんに行きます。飲食店街はこの道の駅から川を挟んですぐの所にあるので便利です。

店は入浴前に街中を下見したときに見つけた「酒菜や醍」という店に行きます。

中はカウンター席と小テーブルのこじんまりとした店内ですが綺麗に掃除された店内で、若い大将が料理を作っています。

色々メニューが豊富ですが地の物を中心におまかせでお願いしました。

お刺身、手の込んだお造りで美味しです。

天ぷらも美味しいです。

美味しい地酒も頂き、大将やお客さんなどと会話も進み酔った所でお勘定5000円と何とお安いこと。また訪れたいと思います。ここの店での会話で冬の北海道に車で来ようと思うと言うと、冬は厳しいから雪道に慣れていないと来ないほうが良いと言われました。日本海岸だし札幌なんかとは違うということですかね。

この後、ラーメンを頂きに「のんのん」という店に入ります。

店内は誰もいなく、初老のご夫婦で切り盛りされてます。ラーメンの味は醤油味で美味しく頂きました。(600円)

4日(木)晴れです。羽幌の街を出る途中に「北のにしん屋さん」という海鮮の産直店が有りましたので寄ってみました。中はお客さんも多く、甘えびや帆立やカニなど多数の海鮮品が揃っていてました。店としては港の海鮮産直店きたるより良いかもしれません。

ウニといくらの乗った太巻きが580円だったので買ってしまいました。お昼に食べます。

風が少し強いですが晴れると気持ちがいいです。南へ進み「道の駅おびら鰊番屋」に着きました。この道の駅の隣に旧花田家番屋という昔のニシン御殿があります。

中は大きな板の間や食事場や漁具などの展示が有りました。入場料は350円です。

道の駅の中で何気に小平町の観光案内パンフレットを見ていると、美味しそうなうに丼の写真が有りました。このうに丼はここ小平町内にある店で食べられるとのこと。少し北へ戻りますが行ってみることにしました。

小平町鬼鹿港町に「お食事処すみれ」という店が有ります。店の前の道路の反対側の駐車場に車を停めて店に行きますが混んでます。

店の前ではテイクアウトの海鮮丼なども売ってましたが、ここは並んで店内で食べようと思います。入口にメニューが置いてあり、待っている間に決めましょう。

この店は海鮮系だけではないのですが、やっぱりと思い、大きな文字で書いてあるメニューがお薦めなのかなとも思いつつ、ここは小さな文字のうに丼でしょう。この中の生と炙りのハーフうに丼(4200円)とエビ汁(200円)にしました。店内満員で皆さん食べてます。

来ました。ハーフうに丼とエビ汁。すごくおいしそうです。濃厚なウニの味が広がります。

量もしっかり有ったので満腹です。欲を言えばバフンウニ(未入荷)ではなくムラサキウニだったので何処かムラサキウニより濃厚だとされるバフンウニのうに丼を食べたいと思います。でもこのうに丼もすごく美味しいです。

満腹になったところで留萌に向かいます。

留萌の夕陽のスポットの黄金岬に行きました。昔はここからニシンの群れを探したそうです。

今は磯遊びの家族連れが来てました。

留萌本線の終点とういう事でJR留萌駅を見ておきます。古い駅舎です。

駅のはずれには以前は更に先へ延びていた鉄道の終点があります。

この終点近くに道の駅るもいが有り、今日はそこで車中泊です。

8月5日(金)晴天です。海岸沿いの232号線を南下し増毛町に向かいます。ここの増毛町もかつてはJR留萌本線の鉄道が走っていて駅が有りましたが2016年に廃線になり、駅舎などは今も残されてます。中は土産物店が入ってます。

駅のホームも残ってます。

北海道は廃線だらけです。

この駅は昔に高倉健と倍賞千恵子の映画で「駅  STATION」のロケ地となったところで、この駅の隣にこの映画の中で出てくる倍賞千恵子の営む居酒屋桐子の「風待食堂」が有ります。

カウンターの店内は今もあります。建物中にはロケ写真やポスターなど映画に関する展示と町の観光案内所もあります。

次は同じ増毛町にある、是非に行きたかった最北の酒蔵「国稀酒造」です。

中は入り口付近に雑貨が置いてあり、その奥で酒の販売をしてます。建物の中は歴史を感じる作りです。

ここの酒蔵で造られたお酒が販売されてます。

色々な種類の日本酒が有りますが、蔵元限定という言葉には弱いです。

2本買ってしまいました。まだ飲んでませんので味は解りませんが楽しみです。

海岸線を南下すると岩場の中にある漁港を見つけました。岩老漁港という港で釣り人もいないので、ここで釣りをしてみます。車は港の橋に停められます。

綺麗な港で、堤防の外側は大きなテトラが入っているので内側にしました。

小魚は釣れました。風景は綺麗ですが、多分北海道の釣り方は磯竿での浮き釣りという釣り方ではないのかな?と今更の感想です。次はもう少し研究して来たいと思います。ルアーのショアジギングや泳がせ釣りなどもやってみたいと思います。後から来た人はテトラの中を穴釣りで釣ってました。

さて景色を見て満足したところで、海岸線の景色を見ながら進みます。この辺は山が海に沈み込む岩場も多く、磯釣りも楽しめそうですが中々入れそうな釣り場もありません。

道の駅アイロード厚田で休憩です。まだ夕陽には少し早いですが、ここから内陸に入りますので海とはしばしのお別れです。

石狩川河口付近から内陸へ入り、日帰り温泉を探します。今日は国道337号線にある「北欧の風 道の駅とうべつ」という所で車中泊しますので、その近くにある「ふとみ銘泉万葉の湯」という所に行きました。値段を事前に調べなかったのが悪いですが、フロントで1400円と言われビックリ。

中も今までの日帰り温泉と代わり映え無く、ぼったぐられた印象です。

道の駅に着くと非常に混雑してます。定番の1台置き駐車は出来ません。ぎっしりです。札幌まで一番近く40分で行ける道の駅だから仕方ないのかもしれません。中には暑いからエンジンかけながら過ごしている車もいます。駐車場の端の所で、イスとテーブルを出してガスコンロで食事をしている人もいます。こんなことをしていては車中泊禁止と言われそうです。

8月6日(土)晴れです。札幌へ行きます。駐車場をどこにするか迷いました。トイレがある安い駐車場を探しましたが札幌の札幌駅、大通り公園やススキノ辺りはありません。郊外にはありそうですが・・・。悩んだ挙句、札幌駅前の三井のリパークにしました。トイレが有ると思い停めましたが、夜間は閉鎖でしたので、やむなく近くのローソンでお借りしました。有難うございます。

さて先ずは少し札幌駅前をぶらぶらしてみす。札幌駅は綺麗で立派になりましたね。

最初は11時開店を狙ってスープカレーを食べに行きます。札幌駅から大通り方面へ徒歩7分の所にある「ピカンティ札幌駅前店」に行きます。20分前に行きましたが既に並んでる方もいました。

中は20席ぐらいです。メニューを見て「38億年の風 サクッとPICAチキン 辛さ2.5に舞茸トッピング」(1550円)を注文しました。注文した名前だけではよく解りませんが簡単にいうと”濃厚スープの全部入り辛さ普通の舞茸追加”という事です。

スープがサラッとスパイスがきいていて美味しいです。野菜が大きくて野菜だけでもお腹一杯になりそうなボリュームです。ケンタッキー・フライド・チキン風のチキンレッグも骨から肉がサラッと取れて美味しいです。

満腹で満足した所で札幌の街を歩きます。晴れなので綺麗です。人もいます。

札幌時計台は変わりなく、観光客も記念写真を撮ってます。

大通公園に行きます。シンボルの札幌テレビ塔は存在感が有ります。

土曜日の晴天という事で人通りも多く楽しんでます。

もう少し先に行くとすすきのの交差点です。有名なニッカウヰスキーのおじさんが有ります。

この札通では食べて飲んでをメインに考えてましたので、ジンギスカンとラーメンを食べます。でも今はお腹いっぱいなので、もう少し街中をぶらぶらします。ジンギスカンの店も色々あって下見しました。やっぱり一番有名な「成吉思汗だるま本店」は路地の中に有り間口の小さい店です。このだるまはすすきのだけでも何店舗もあり、それだけ人気のある店です。

5時前に本店前に行くと長蛇の列が出来ていて、他の姉妹店へ行きますが何処も行列が出来てます。比較的すいていただるま6・4店に並び開店を待ちます。

店外から店内に移り先発のお客さんが黙々と食べている後ろに座って待ちます。

後に40分位並びカウンターに座りました。並んでる間に前のお客さんが注文した内容と看板メニューを見比べながら自分の番に備えます。昔、サッポロビール園とかで食べた印象と全然違う雰囲気です。

自分の番になりカウンター席に座ります。中のおばさんに注文。カウンターには帽子の様な鍋に玉ねぎがが敷かれ頂上にはラードが乗ります。戦闘開始です。

肉は、上肉、ひれ肉、成吉思汗(マトン)のフルコースをとキムチと生ビールを注文。

肉は柔らかく、臭みも無くおいしいです。どんどん食べれます。40分で完食です。お会計は5980円でした。

ラーメンを食べる為にお腹を減らします。街中を歩くとフェスティバルが開催されてましたが道路で出店している店はすすき野のbarやクラブなどが出している所が多く、当然その店の常連さんで一杯なので入りずらいです。

ラーメン屋さんに行きます。二条市場近くの吉山商店というラーメン屋さんです。

味噌ラーメン(850円)を頼みましたが、普通でした。もう少しお腹が空いていれば美味しいかもしれません。

テレビ塔の夜景を見ながら駅前の駐車場に戻ります。

札幌駅もライトアップされて綺麗です。

8月7日(日)三井のリパークの駐車場は2000円でした。今日は小樽に向かいます。朝方は少し雲が有りましたが、小樽に着いた時には晴天になりました。小樽のホテルソニアの側の駐車場に停めて目の前にある運河を見ます。変わらない風景です。

日本銀行の支店跡を外から眺めます。

小樽駅に行きました。観光で訪れる人が多いです。

小樽駅近くにある三角市場という所に行きました。

市場の中は下り坂で鮮魚店が並びます。

鮮魚店を過ぎると海鮮丼やうに・イクラ丼などを食べさせる店が並びます。バフンウニのうに丼を食べてないので見てみたら、何と6000円です。諦めました。お土産にウニを送ろうかと思いましたが、店の人がウニは冷凍出来ないので冷蔵で着いたら直ぐに食べるぐらいでないと鮮度が落ちてダメになると。これも諦めました。今年のバフンウニは不良だそうです。

小樽の堺町通りに戻る途中で、あんかけ焼きそばがソウルフードらしいので店を探し商店街の中に小樽ニュー三幸という店に行ったのですが、小樽海鮮あんかけ焼そばが1380円て高すぎませんか?やめました。後で調べてみると町中華店などで千円以下の店がいっぱいあるそうです。

メイン通りの人は少なめです。通りには昔無かった海鮮丼や蜂蜜の店などが目立ちます。

有名な北一硝子に行ってみます。

中にあるレストランは入場するのに行列が出来てます。昔食べたジャンボシュークリームはメニューから消えてました。

北一硝子の中はガラス製品がいっぱいあり、人も一杯です。中で一つ煌びやかな切子のグラスが有りましたので購入しました。江戸切子はもっと高いそうです。

もう一度運河を見に行きます。晴れになって暑いですが風景は良いです。

小樽のソウルフードとして若鳥の半身揚げというものがあり、今日の晩につまみにしたいと思い買いに行きました。小樽駅から数分の所に「若鳥時代なると」という店舗が有ります。ここはテイクアウトと中で食べられるところが有ります。

味付けのスパイスが抜群で、身は柔らかくて美味しかったです。お値段は980円でした。

余市に向かう途中で日帰り温泉の鶴亀温泉(JAF割600円)に立ち寄りサッパリした所で「道の駅スペース・アップルよいち」に向かいます。ここはニッカウヰスキーの工場の直ぐ裏側にあります。明日はニッカウヰスキーの工場の見学をしたいと思います。

8月8日(月)雨が降りそうな曇りです。朝の散歩を兼ねてニッカウヰスキーの工場正門と余市駅を見に行きます。正門に着きました。当然誰もいません。

入口の中に立て看板があり、完全予約制と。キャンセルがいるかもしれないと期待し後で電話してみます。雨も降りそうだし。

余市駅は小さいですが綺麗な駅舎です。真正面にニッカウヰスキーの工場正門が有ります。

朝の8時45分に電話をしましたが満席との事。ただし工場の裏側入口に博物館と売店が有り、そこは予約なしで誰でも入れるという事なので向かいます。この時の天気は大雨でした。ニッカミュージアムは「NHK朝ドラマッサン」にもなったニッカウヰスキーの歴史や設備の仕組み。また試飲(有料)出来るカウンタースペースなどがあります。

竹鶴さんと妻のリタさんも色々苦労されてそうです。

売店に行ってウヰスキーを買いたいと思います。すごい人です。まるでバーゲンセールの様な光景です。一本一万円以上のウヰスキーが飛ぶように買い物かごの中に入れられてます。

こちらも負けじと買ってしまいました。特に限定販売とか言われると弱いです。(国稀酒造の時もそうでした)

駅前に戻りました。消火栓が有りました。雪が降るので看板が上に伸びてます。

積丹半島に向かいます。余市から程ない所にローソク岩を望むパーキングが有ります。

淋しい感じの道を通り脇道を登ると積丹岬の駐車場に出ます。ここに駐車して積丹岬に向かいます。この登り口には食事処もありうに丼も提供しているそうですが売り切れでした。

入口の看板前です。

積丹岬の登り口には、熊の出没で通行止めと。熊には勝てません。

もう一つの島武意海岸(しまむいかいがん)に行きます。トンネルを貫けて崖下にある海岸を望みます。海岸までは5分位の距離で降りることができます。

綺麗です。天気が曇りなので海の色の綺麗さは半減ですがコバルトブルーの海です。海岸は大きなこぶし大の石で歩きにくいです。来てよかったです。

この後、積丹半島の先端を周ると食事処が数件あります。その中で「お食事処みさき」という店に入ります。

店に入ると食券販売機が有ります。ウニはすべて売り切れです。売り切れの札で値段もいくらなのか解りませんが、後で調べると多分バフンウニのうに丼が6500円だそうです。やむなく三色丼(うに・イクラ・カニ)2950円を頼みました。

出てきました。まあこんな感じかなという印象でさほど感動は有りませんでした。美味しいことは美味しいですが、小平町のすみれという店で食べたうに丼やウトロで食べた三色丼の印象が評価高くて、この様な印象になりました。

さて、絶景スポットで有名な神威岬に向かいます。もう少しで着くところで大雨と強風になりました。神威岬の駐車場に着きましたが雨と風で外に出られません。車内で待つことにしますが、この駐車場にいた4~5台の車も同じ様な感じです。

少し小降りになったのでレインウェアを着て岬に向かいます。

ここから登ってすぐの「女人禁制の門」から岬の先端まで770mあって往復で40分位かかるそうです。女人禁制の門に行ってみると強風の為通行止めと。残念です。天気が良ければ本当にきれいな所らしいです。

なぜ女人禁制の門なのかですが、伝説でその昔、源義経が奥州から逃れ日高の地に身を寄せました。その際に首長の娘のチャレンカは義経に好意を持ちましたが、義経は追手から逃れるため北へ逃げて行きます。チャレンカも義経を追い、神威岬までたどり着きましたが、時すでに遅く義経は出発したあと。悲観したチャレンカは身投げをし、その姿が神威岩となりました。その後、女性を乗せた船が岬の沖を通ると、チャレンカの祟りか船は必ず転覆したと言います。そのため女人禁制の地となったわけですね。

しかたなく尾根沿いの遊歩道を歩きます。断崖から見る海岸風景が見えます。岬の全景がうっすらと見えます。

カメラでズームしてみると灯台と神威岩が見えます。チャレンカさんがこの岩になったのかと。もう少し近くで見たかったです。この岩は高さ40mもあるそうです。

展望台の足元にも綺麗な景色が有ります。ローソク岩もあります。

駐車場へ戻ると車は他に1台もいませんでした。国道につながる道のゲートも閉鎖されていて係員の人に開けて頂いて通ります。大雨がまた降り出し南へ向かいます。この辺の港や海岸は磯釣りに最適な所が多いと思います。泊村の原子力発電所を過ぎるころには小雨になり、「道の駅いわない」に到着です。この道の駅も町の中心地にありますが、飲食店が営業していない雰囲気もありましたので車内飲みにしました。

8月9日(火)です。朝方少し曇りでしたが、すぐにいい天気になりました。岩内の街中に消火栓が有りました。さすが漁業の街ですね。

今日は、海岸線から離れてニセコ方面に行きたいと思います。岩内から道道66号線をニセコ方面に向かいます。

神仙沼(しんせんぬま)レストハウスに車を停めて入ります。

ここは、ニセコ火山群のチセヌプリ溶岩台地に展開する神仙沼湿原(4.18ha/標高760m)の中で最大の沼が神仙沼。神仙沼湿原では周回できる木道が整備されているので、往路と帰路で別のルートで探勝できる仕組み。総延長1388mの木道で神仙沼に向かいます。

茂みの中の木道を少し進むと湿原が広がります。

更に先へ進むと木道と湿原が続き、一番奥に目指す神仙沼が有り到着です。無茶苦茶綺麗です。

この景色は吸い込まれそうな景色です。

暫く、この沼を眺めて戻るルートに行きます。

解りずらいですが沼の淵の草の根本あたりから湧水が出でいます。水の色は茶色でトンボがいっぱい飛んでます。

何処まで行ってもいい景色で、やはり晴はいいですね。

沼の中からは水草が顔を出してます。これも面白いです。ミツガシワという植物らしいです。開花は6月くらいなので、少し遅かったですが葉っぱだけでも綺麗です。

さらにニセコ方面に進み大湯沼に来ました。ここは1週200m位の白濁の硫黄温泉が湧きだした温泉です。硫黄臭もすごいです。

登別温泉にある大湯沼は煙でよく見えませんでしたが、こちらはよく見えます。ぐつぐつと湧き出ています。生卵を入れてみたくなります。

これからは羊蹄山ビュウスポットに行きます。道道66号線をニセコ駅方面に進み、途中で道道343号線を高橋牧場方面に左折して2km位進んだ所を更に左折し未舗装の小道に入った所にある奥まったスポットで「双子のさくらんぼの木と羊蹄山」という場所です。車3台位スペースで私有地なので変なことしないようにとの看板が有ります。いつもながら曇り空ですが山が真正面のスポットです。

次に行ったのは来た道を少し戻り高橋牧場のミルク工房にあるひまわり越しの羊蹄山です。

こちらは高橋牧場が観光農場ですので人がいっぱいいました。このひまわりは切って持って帰ってもいいそうです。

ニセコ駅に向かいます。駅前はカラフル牛のオブジェが有ります。駅前に日帰り温泉が有り入ろうか迷いましたが、普通の単純温泉なのでパスしました。

ニセコで有名な黄色い橋を渡り、少し離れた日帰り温泉に行きます。地元に人から紹介された所で、近いですよと言われましたが11km離れた所です。「黄金温泉」(500円)という所に着きました周りは畑と荒地の中の平屋温泉です。

露天メインとの事で入ってみると、内湯は狭く洗い場も2席、露天は広く打たせ湯などもありますが、ブヨがいます。刺されました。

ニセコの道の駅に戻り今日はここで車中泊します。ここからも羊蹄山が見えます。

8月10日(水)曇りです。道の駅は大変繁盛していて、地元の農産品や乳製品などの販売やイートインコーナーなどが有ります。屋外テントではメロンが売っていて飛ぶように売れていたので思わずお土産に買ってしまいました。2個入り送料込みで5180円です。メロンは地元の都築農園のおくり姫というブランドで果肉がオレンジ色の品種です。帰宅後に食べましたが甘くてジューシー美味しいです。緑の果肉のメロンよりも美味しいかもしれません。

その後、ひまわり羊蹄山を見て素通りした高橋牧場ののむようグルトが有り、試しに頂きました。濃い味で美味しいです。

昨日、大湯沼に行ったときにここに併設されていた「蘭越町交流促進センター雪秩父」日帰り温泉に行こうと思いましたが、火曜日は休館日で入れなかったので、今日も来ました。大湯沼の白濁の温泉、楽しみです。入浴料は700円です。

入ると広々した内風呂と露天が2個あります。そのお湯は期待した通り濃い白濁の温泉で、手のひらをお湯に沈めると10cm位で見えなくなります。

休憩室で売店で売っていた温泉卵を頂きました。

再び海岸線に戻ります。天気は今一ですが、海岸は綺麗で風車が回ってます。

寿都という町にある道の駅に着きました。今日はここで宿泊です。街中なので居酒屋さんに出かけます。街の中心部にある「居酒屋たつ巳」という所に行きます。

入店すると大将一人と配膳一人の店で、カウンター席5席とテーブル席4テーブルの大きさで、大変忙しそうです。生ビールと平子ガニというものがあるり、味噌が美味しいとの事なのでそれを注文。

カニみそを美味しく頂き終わりにしようとすると足も食べられると。細い足を全部頂きました。刺し盛りも頂きました。当然美味しい。

最後にホルモン煮込みを頂きました。ホルモンと野菜をみそ仕立てで煮込んだアツアツ鍋です。これが一番おいしかった。日本酒も頂きお会計4700円でした。

8月11日(木)快晴です。国道229号線を南下し江差方面に行きます。

直ぐの所に弁慶岬という所があるので記念写真を撮ります。源義経の家来、武蔵坊弁慶の石像がある「弁慶岬」で、航空写真を後から見ると灯台の下に磯が有り釣りが出来そうな感じです。次回は行ってみたいと思います。

瀬棚町辺りに来ると綺麗な海岸線が続きます。

この辺は奇岩が有って良い景色です。

瀬棚町から海岸線の道道740号を行くと太田山神社が左手に有り、石の鳥居が有ります。

ここは日本一険しい神社だそうです。一礼して鳥居をくぐると40度の斜面に造られた石段にを登ります。

登りきると上から見る階段は怖いです。ロープが有る神社の階段は初めてです。

この先さらに上に登り社殿に進んで行く道が有りますが、いきなりの岩登りなので断念しました。

書籍資料によると、この先鎖場、垂直はしご、険しい道を通り山登りの通常所要時間は登り70~100分:降り50~70分のコース。下まで降りるとマムシがいました。守り神ですか?

再度国道229号線に合流し乙部町のパーキングエリアです。柱状節理の奇岩が見られます。

更に進むと江差の街に到着します。手前の道の駅江差は何もない道の駅なのでスルーして港にある「えさし海の駅開陽丸」に行きます。土産物店と江差で沈んだ徳川幕府軍の開陽丸という船が有り、引き上げられた銃などが展示されています。

大雨になってきましたので、セイコーマートで食料補給し「道の駅上ノ国もんじゅ」で泊ります。一晩中大雨です。

8月12日(金)朝方小雨でしたが後に晴れてきました。

道の駅で売っていたかに弁当(500円)を購入し松前城に向かいます。ここから松前までは60km位の距離が有ります。実は前日の大雨で松前町の先にある白神岬付近が土砂崩れで通行止めとのこと。復旧に時間がかかれば引き返さなければならないので、どうしようか悩みましたが、お盆なので早く復旧させるのではないか?との根拠のない観測で松前に向かうことにしました。

途中の海は土砂が流れ込んで茶色です。天気は回復してきました。冬は寒そうな所です。

松前城に着くころには晴天になっていました。町役場の駐車場に停めてお城を見学です。お城と武家屋敷の共通入場券を620円で購入し入場です。

お城はやはり青空が映えます。この松前城は本当は福山城という名前で備後福山城との混同を避けるため松前城とも呼ばれていたそうです。地元に人の話では松前という名前はお殿様の名前なので名前を付けるのは甚だ失礼だということ。なるほど。他の城もそう言われるとそうですね。例えば江戸城は徳川城とは言いませんよね。

小さいですがいいお城です。

この後武家屋敷に行きます。お城から離れているので車で移動します。

武家屋敷はこんな感じで奉行所や商家、民家などが再現された所で造るのに相当お金がかかった様に見えます。一番奥に松前漬けの店「あさみ商店」が有り、おばさんが色々教えてくれました。「松前漬」は、乾燥させたスルメイカと昆布を細切りにし、醤油、酒、みりん、砂糖などで漬け込んだ保存食で北海道の郷土料理で醤油は白の白造りと茶の本造りのどちらかを使い、当時はカズノコも入らないものであったそうです。

茶色の醤油で造った本造りカズノコ入りを買って帰りました。後日食べましたが美味しです。今まで松前漬けを食べましたが全然違う美味しさです。

この後駐車場で上ノ国の道の駅で買ったかに飯を頂きました。カニがこんなに入って500円は安いです。

美味しく頂きました。

道路状況をチェックするため海沿いにある「道の駅北前船松前」に行きます。

午後2時に通行止め解除です。良かったです。予想が当たりました。ここから函館までは95kmで行けます。土砂崩れのあった白神岬のパーキングエリアです。今は綺麗な景色で北海道最南端の碑が有ります。ここで長靴の泥を洗っている作業着姿の人がいました。お疲れ様です。

函館へ向かう途中の「道の駅しりうち」に立ち寄ります。ここは北海道新幹線の走るルートが重なる所で、展望台から新幹線が見えます。

新函館北斗駅を出発した新幹線がここから先は青函トンネルに潜ります。東京行き15時7分通過(2分遅れ)のはやぶさH5系です。

今更ですが、北海道内でよく見かける灯油のタンクですが490リットル入り、これが2か月くらいで無くなるそうです。今の灯油価格が18リットルで1980円ですから満タン5万3000円超で7か月位はストーブを使うので高いですね。

函館山が見えてきました。なんか少し寂しい感じです。1か月で北海道一周してしまいました。当初は2か月位の予定でしたが雨で移動を繰り返している内に早くなってしまいました。

函館市内のオートバックスでアドブルーを補給し函館に一番近い道の駅に向かいます。その途中で「ななえ天然温泉」という入浴施設に行きます。料金は430円と安いなと思いつつ浴室に入り湯舟につかります。見渡すと何とシャンプーとボディソープが置いてない。ここは公衆浴場だったのかと気づきましたが今更取りに戻れず、しかないのでお湯のみで洗い流して出ました。

「道の駅なないろ・ななえ」は北斗市にある道の駅で函館中心部までは30分程で着きます。この道の駅も大変混雑していて、1台置きルールなど無理でぎっしり駐車してます。

8月13日(土)晴れです。函館市内に行きます。北海道上陸時にもサラッと見学しましたがその時はどんよりとした曇りでしたので、景色が全然違うと思います。函館駅前の松風町13にあるザ・パークに8時10分に入庫しスタートです。

函館駅に行きます。市内はこの自転車で周ります。16インチのシトロエンです。

先ずは函館と言えば坂の街なので向かいますが、当然上り坂はこの自転車ではきついので押して上がります。

最初に訪れたのはカトリック元町教会です。クリスチャンではないですけど中に入り一礼しました。

次は、あの有名な八幡坂です。ここは写真を撮る人も多くて順番待ちです。晴れだとやはり綺麗です。でも雲一つない晴れならもっときれいですよね。多分。

元町公園内にある北海道庁函館支所です。青空とのコントラストがいいです。

弥生坂です。余りこの坂は観光客は来ませんでした。坂は下りるとまた登るのに苦労しますので横移動です。

大三坂というカトリック元町教会のある坂に戻ります。この坂の街路樹のナナカマドは秋になると赤い実がなり綺麗に紅葉します。

近くの函館聖ヨハネ教会に行きます。工事で中には入れませんが、面白い形です。

大三坂の下からカトリック元町教会と函館山を望む撮影スポットです。

消火栓も綺麗にペイントされていて函館山もあります。

海まで降りてきました。函館港は風が気持ちいいです。

お昼前になりましたので、今日は函館塩ラーメンを食べに行きます。以前に行った末広町の大通り沿いにある「西園」というラーメン店のネギ塩ラーメンも美味しいのですが今日は我慢して人気店に行きます。

今日はよく取り上げらている行列店へ行きます。ちょうど車を停めた所のすぐそばで、函館駅に近い「滋養軒」という店です。11時30分に着きましたが既に行列が出来ていて50分程待ちました。

入店して塩ラーメン(500円)と餃子(350円)を注文しました。家族経営で3人で切り盛りしているので忙しいです。餃子は普通サイズのニンニク餃子です。まあ普通に美味しいです。

塩ラーメンが来ました。透き通ったスープで適度な塩加減、面もツルツルと美味しくスープ迄頂きました。ワンコインというのが嬉しいですね。

満腹で函館のもう一つの名所の金森赤レンガ倉庫に行きます。ここは観光客も多いです。

倉庫の中は、アクセサリーや洋服のショップやアイスクリーム店などで興味もないので引き上げます。目の前に「ラビスタ函館ベイ」があり以前宿泊した時の朝食ビュッフェでイクラかけ放題が美味しかったです。また泊りたいと思います。

朝市エリアを通り過ぎて函館駅に向かいます。駅中の土産物店で北海道定番のお菓子(白い恋人・バターサンドなどドッサリで、車の中は暑くなるので今までは買えませんでした)の土産を購入して昨日も泊った道の駅なないろ・ななえに向かいます。ザ・パークの駐車料金は700円とお安かったです。

8月14日(日)晴れから薄曇りへ向かいます。今日で北海道を離れます。フェリー乗り場には11時前に着けばよいので、この道の駅から直ぐの所にある大沼公園に行きます。時間が余り無かったので50分位で周れるコースにしました。

大沼公園の印象が何か違いました。大沼という大きな湖があってその向こうに駒ケ岳が見える風景ですが周りに木は無かった印象でした。ところが来てみると、湖に点在する小島を橋で渡り木々も多くその先に駒ケ岳が見えるということで・・・。余り変わらないですかね。

函館のフェリー乗り場に向かいます。今回のフェリー料金は17300円で行の時は13000円でした。お盆の季節で割引が少なくなり少しお高くなりました。翌日からはまた割引が戻るのですが、既に予約で満席でした。皆さん凄いですね。

この11時35分発、青森15時25分着予定のフェリーはやぶさで本州に向かいます。

後半の北海道内の走行距離は1621.7kmを走行しました。

全行程は、2022年 7月15日(金)から8月17日(水)の34日間です。

走行距離は全行程約トータル距離数4623.1Kmです。その内東京⇒青森が727km、青森⇒東京が747kmでした。

北海道内の走行距離は3149.7Kmです。四国一周が1490kmでしたので2倍以上の広さです。九州はどの位の大きさでしょうか?

今回の旅は2カ月位を当初予定してましたが、半分の1カ月で終わりました。別に先を急ぐ旅ではありませんでしたが、前半の雨が次の街への移動になってしまい、期間が短くなってしまいました。特に見たい景色の所は晴れを待ってゆっくり周るのも有りかな?と思いました。印象に残った場所も思い起こせば晴れの場所が多いです。あと、今回は海岸線を周りましたが、次回は富良野・旭川・美唄・大雪山・など内陸も行きたいと思います。また、過酷な冬にもスタッドレスタイヤに履き替えてチャレンジしたいと思います(羽幌の飲み屋さんでは止めた方がいいと言われましたが・・・)。懸案のごみ捨て問題(ごみは持ち帰りましょうと書いてあり、熊があさるようになるためゴミ箱の設置が無い)は確かに道の駅の建物外にはゴミ箱は無いのですが、道の駅がオープンする時間帯は建物内にはあるので、そこで捨てさせて頂けます。ありがとうございます。費用的にはガソリン代が6万円、フェリー台が3万円、外食4.5万円、食品購入7万円、諸々4万円とこんな感じです。(この他にお土産代があって、これが一番かかりました)家計簿アプリに入れてますが結構出費が多くなってしまいました。北海道は広いのでガソリン代はかさみます。

いい旅が出来ました。また是非行って景色と美味しいものと釣りを楽しみたいと思います。

続きで本州に戻る途中に立ち寄った温泉を紹介します。

帰路は、青森から国道7号線で弘前に出て、国道282号線で秋田県の鹿角市を抜け国道341号線で田沢湖方面に出て大仙市で国道13号線に合流しそのまま秋田県・山形県を南下し、米沢から福島市に山越えし国道4号線に出るルートです。(わかんないですよね)

国道7号線を青森から南下し碇ヶ関の道の駅を越えて分岐で国道282号線に入り3km程で遠部ダムを越えたあたりで小道を左折し1km位山道を進むと「古遠部(ふるとおべ)温泉」につきます。1件の温泉宿で携帯もつながらない山中にある温泉宿です。日帰り温泉は350円と安いです。山奥の旅館感が凄く中も予想通りのレトロ感です。

温泉は誰もいませんでした。毎分500L沸き出る源泉をそのまま使った温泉で温泉成分で床が茶色に変色し、そのお湯が建物から外へ流れて川に注いでいます。お湯は多少熱めですがいいお湯です(子供には熱いかもしれません)。洗い場は1つです。シャンプーとボディソープもあります。

という事で秋田県鹿角市の道の駅かづので車中泊です。

翌日の15日は国道341号線から少し入った八幡平国立公園内にある「玉川温泉」に行きました。日帰り温泉の開始時刻は10時なので9時30分頃に駐車場(200円)に到着。もうすでに多くの車が停まっています。駐車場から階段を降りると、地獄谷や草津の湯畑の様な光景が広がります。時間もあるので、そちらを見学します。少し進むと多くの方が地面にござを敷いて寝転んでます。地面は地熱で温かいです。これが本当の岩盤浴という事ですと納得。

しかし、周辺の岩から硫黄の噴煙や蒸気が立ち上り硫黄臭で一杯です。でも気にもせずに岩盤浴。奥は地獄谷の様相が更に強くなります。

お目当ての日帰り温泉に行きます。

目立たない大浴場の入口から入り自販機で入浴料800円を支払い入場します。この温泉は「1ヵ所からの湧出量毎分9000リットルで日本一を誇り、ph1.2という日本一の強酸性で98度の温泉」という事です。泉質は硫黄臭と微量のラジウム放射線が含まれている非常に特徴があります。浴槽は原泉100%の浴槽と50%の浴槽とその他に木で囲われて頭だけ外に出すスタイルのスチームサウナなど有ります。

先ず50%のお湯で体をなじませます。これでも温泉成分が強くてチクチクしますが、いい温泉に思えます。次に100%の温泉につかります。これは肌がヒリヒリして目に少し入ると開けていられないほど痛くなります。次第にこのヒリヒリ感が温泉に入ってる感となりす。飲泉コーナーも有り温泉1に水9の割合で飲みましたがクエン酸の様な味で歯によくない(溶ける)ので止めてうがいしました。浴場は写真撮影出来ないので資料写真を載せます。

2時間近く楽しみました。気持ちよかったし、また行きたいです。この辺は乳頭温泉なども近くにあるので温泉はしご旅行もいいです。

さて田沢湖方面に向かいます。ちなみにこの田沢湖に玉川温泉の水が流れ込みphが下がり酸性になり魚などが全滅してしまったそうですが、今は改善されたとのことです。

田沢湖の土産物店の前で通称「ババヘラ」(200円)というアイスクリームを売るおばあさんが居ましたので買ってみました。少しシャーベット気味ですがバラの形で美味しいです。

この後から豪雨と雷に見舞われ、嵐の中を山形迄進み尾花沢の道の駅に着き車中泊です。

翌日は天候も回復し、北海道と比べると猛暑で酷暑の栃木県の矢板にある道の駅に宿泊し8月17日(水)に34日間の車旅は終わりで無事帰宅です。ありがとうございました。

海辺の案山子

キャンピングカー(ハイエース)で釣りをしながら日本全国ゆったり周遊のサイトです。ソロキャンプや車中泊をしながら全国各地の景色や美味しいものを楽しみながらゆっくり旅します。旅の基本は海岸線の一般道を走りながら釣り場を探し、場所毎の魚種を狙います。釣った魚が大きい時ははキャンプ飯として戴きます。急がずゆっくり周ります。

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