九州の半分を巡りました。大寒波の中、鹿児島・熊本・長崎・・・と進みます。
前半の門司港から桜島の道の駅までの距離は1010kmでした。後半の旅は、2023年 1月27日(金)の桜島から九州を離れる2月11日(土)の車旅です。九州一周の総走行距離から前半の走行距離を引くと1611.1kmの距離となります。長いですね。
この車旅の全距離数は、東京からの往復走行距離は4810.6kmで九州一周走行距離2621.1km でした。、九州から東京までの帰路の走行距離1103.0km 、東京から九州までの往路の走行距離1086.5km と長いです。北海道に行く方が近いです。
1月27日(金)桜島から出発します。天気は生憎の小雨です。桜島の山頂も雲に隠れています。錦江湾の奥を更に北上し霧島に向かいます。雨風が強くなってきました。
霧島神宮の大きな駐車場に車を停めます。雨は小雨程度になりました。
大きな鳥居を抜けて参道を進むと奥に社殿が見えてきます。
社殿の前に到着です。大きく朱塗りの建屋です。現在の社殿は1715年に再建されたもので国宝です。
空は雲の切れ目も出てきましたが、小雨模様は変わらずです。先ずはお参りです。
細かい所を見ると彫刻が施されていて流石国宝です。
青空ならば映えるのにと思いながら斜めから写真を撮ります。社殿の後ろの高い位置に本殿を構えます。
霧島神宮から近くにある「道の駅霧島」に寄ります。ここから高千穂峰が見えますが、積雪で白いです。
この後、霧島温泉の日帰り入浴に行こうかと思ってましたが、ほとんどの宿の日帰り入浴時間がが14時迄で少し過ぎてしまい断念しました。次回は時間を見ながら早めに来ます。今日は温泉に入った後で先程行った道の駅に泊ろうと思ってましたが雪が降り出してきて、ここの山の中ではまずそうなので海岸沿いに下りることにしました。
途中のスーパーマーケットで食料を仕入れて霧島市隼人町にある樋高酒店に寄ります。
ここは焼酎の品ぞろえが良く、県内と宮崎県の厳選焼酎を販売してます。店のおばあさんが色々教えてくれましたので、4合瓶2本購入(蟇目/黄紫紅 さつま無双、山猪/すき酒造)です。
さて、今日の宿泊をどうしよう。適当な道の駅など宿泊地が無く、考えた末、高速の桜島サービスエリアにて宿泊することにしました。 その前に日帰り温泉の加治木温泉センター420円で温まり、近くのインターチェンジから高速に乗り桜島SAに5分で到着して安心の仮眠ができました。
1月28日(土)の朝は曇り空です。このSAはETC専用出口が有るので直ぐに出ます。高速道路に悪いような感じもしますが。。。国道を通り鹿児島市内に入ります。
鶴丸城跡門の横から入り城山展望台に行きます。駐車場から少し徒歩で登ると正面に桜島と市内が一望できる展望台が有り、ボランティアの方が説明をしてくれます。
この後、何かお土産でもと思い鹿児島駅の商業施設に行きました。駅に観覧車が有ります。
鹿児島の繁華街に行きます。天文館の時間貸し駐車場に停めて徒歩で5分位歩きます。
鹿児島ラーメン店に入ります。人気の2店舗が側に有り、あっさり系の「のり一」とこってり系の「豚とろ」ですが、「豚とろ」に入ることにしました。
煮玉子入りラーメン1040円を注文しました。中太麺とこってりスープととろチャーシューは美味しく頂きました。
天文館の街を少し歩いてみました。大通りには旧高島屋の後にトラストパーク天文館という百貨店が中心にあり賑やかな通りです。夜はこの裏の通りが飲み屋街で賑やかになります。
特に鹿児島市内で寄る所も無かったので、今日の宿泊地の「道の駅喜入」に向かいます。
石油備蓄のタンクが目の前に在ります。強風で風が冷たいです。
11月29日の日曜日です。今日も天気が悪いです。小雨が降る天気ですが知覧に向かいます。
知覧の町営無料駐車場に駐車するとすぐ横からは石垣の武家屋敷が始まりますが、最初の屋敷で観光入場券500円を支払います。これでこの地域の武家屋敷を見ることができます。
雨は上がりましたが朝早い時間という事も有り、人も少ないです。この知覧は島津家の分家の佐多という人が治めたそうです。
少しずつ晴れてきました。石垣の形でどちらが格上かがわかるそうです。四角い石垣と丸石の石垣があり、四角い石垣の方が格上とのことです。通りからの見た目で格式が判断されるとは厳しいですね。
武家屋敷は700mくらいの一本道で両側に石垣と手入れされた庭木や垣根と旧家が並び、屋敷内には今も住民がいます。
門構えも立派です。ある屋敷の門には、すぐ裏側に厠が有る家も有り、通行人の為に造ったものらしいです。
各々の屋敷には立派なお庭も有ります。
この武家屋敷の通りを抜けると、かつて特攻隊員が通った富谷食堂が有ります。
軍の指定食堂で働く優しいおばさんと、そこに訪れる特攻隊員の悲しいお話です。
高倉健さん、かっこいいですね。
知覧の武家屋敷を通って駐車場に戻ります。石垣の上に花が咲いて綺麗です。
門の中の庭園内にあるハート型の手水鉢があります。日本古来より『猪目(いのめ)』と呼ばれ、魔除け・招福・火事除けなどの意味が有り、縁起が良いとされていた造りだそうです。
黒猫に帰り道を先導して頂きました。
次は「知覧特攻平和会館」へ行きました。
入ってすぐの概要ビデオで既に涙が。。。中に入って若い人が両親や妻に対する遺書が綴られいてまた涙です。
陸軍なのでゼロ戦ではなく「隼」がメインの飛行機です。
かつてはこの知覧の基地は若い人が訓練する所だったそうです。それが特攻基地になっていきます。出陣迄三角兵舎で寝泊まりしています。
狭い所で飛び立つのを待つそうです。
知覧から喜入に戻り、そこから国道226号線を南下して指宿に向かいます。
指宿に夕方の15時位に着きました。ここの温泉で有名なのが「砂むし温泉」です。
早速、砂むし温泉「砂楽」というところに行きました。専用駐車場に停めて入場します。
受付で1100円を払い脱衣所でパンツも脱いで浴衣一枚に着替えます。会館の屋外の砂浜に造られた海の家風の小屋の中に入っていきます。若いお兄さんがスコップ持ってこちらへと砂場へ案内されて横になるように諭されます。浴衣の裾が開けそうになりながらタオルを頭に巻かれながら寝ると即座にスコップで砂かけ。顔以外の全身にこんもりと砂をかぶせます。少し重いですがいい感じ。息苦しい。でも良いです。10分位でと言われましたが20分入って汗だくです。その後、再び館内の温泉でさっぱりです。という仕組みです。
今日は指宿の更に南にある道の駅山川港に泊ります。
この道の駅の目の前にいい感じの居酒屋が有りました。次回はここで飲みたいと思います。
1月30日月曜日です。今日はいい天気です。指宿周辺は鹿児島県内でも良質のサツマイモが採れるとのことで、ここらで造られる芋焼酎も美味しいらしいです。焼酎の酒蔵を2件程周りましたが、規模が小さいので試飲とか見学とか直売とか行っていないそうです。大山甚七商店という酒蔵は隣のローソンで自社の焼酎を売ってましたが、たまたま地元のスーパーの「ニシムタ」という所に行くと焼酎がずらりと並び値段もそこそこです。少し驚いたのは東京では聞かない地元の銘柄で飲んでみたいと思う焼酎が紙パックで売られてました。地方発送もやっていたのでここで1升瓶2本購入し発送しました。(純黒、薩摩の誉)
この後、開聞岳を見に行きます。鹿児島では桜島や霧島などと並び有名な山で、富士山のような稜線が綺麗な山です。ひと山超えたところに池田湖という湖が有り、この湖越しの開聞岳が綺麗です。
菜の花越しのの開聞岳です。逆光ですが綺麗です。
もう少し近くに寄ります。少し大きな開聞岳と、気持ちよく走ってくれる車です。
この辺からは開聞岳はどこからでも見えます。更に進みJRの最南端駅で有名な「西大山駅」に行きます。無人駅で鉄道ファンには有名な駅です。
駅前には幸せを呼ぶ鐘黄色いポトスと幸せの鐘が有ります。一応鳴らしてみました。大きい音がします。
ホームに上がり定番の写真スポットです。最南端の標識とやっぱり開聞岳です。ここに列車が一緒に写っていたらベストショットになります。
ホーム全景はこんな感じです。田舎の駅です。
この最南端駅の他に東、西、北の最果て駅が有り、昨年の北海道に行った時には余り気にしてませんでしたが最東端の「東根室駅」と最北端の「稚内駅」は行ってきました。残るはあと一つの最西端です。
駅前に最南端の駅に来た証明書を発行しているというので100円で購入しました。
次に最南端の終着駅・始発駅の「枕崎駅」に行きます。途中の番所の鼻という海越しの開聞岳が見える小さな岬に立ち寄ります。風が強いです。
枕崎駅に着きました。駅舎は立派な造りです。野球場のような建物です。
ホームに入ることができます。そこには最南端の始発・終着駅の標識が有ります。
丁度、列車が到着しました。これも逆光ですが。。。左側の斜めの柱に「本土最南端、始発・終着駅、枕崎駅」と書いてありますが見えませんね。
悔しいので、反対側からのショットです。こちらの方がよく見えますね。ここ枕崎駅から北海道の稚内駅までは3099.5kmあるそうです。日本列島は長いですね。
さつま白波の大きな焼酎工場を横目に見ながら、薩摩半島の最西端の岬の野間岬に行ってみます。途中の道は断崖の上を走る道で夕陽も綺麗です。
車も記念に。南国らしいビロウの木も入れて撮りました。
少し急いで日没前までに野間岬に行こうと走り、細い道と小山を登り、何とか到着です。
何か半島の先が太陽を隠してしまい今一な感じです。折角来たのに残念です。当然ながら誰もいません。この後、道の駅きんぽう木花館でゆっくり休みました。
1月31日火曜日で、久々に温かい晴れになるとの事です。薩摩半島を周りましたので国道270号線を通り北上に変わります。
薩摩川内市内を少し超えた所にまたもや品ぞろえの良い酒屋さんが有ります。ここでは鹿児島県の西側を産地とする焼酎を購入します。
国道に面した杉元酒店という店です。老夫婦が色々教えて頂きました。二本購入し発送してもらいました。薩摩川内市の沖合にある甑島(こしきじま)の焼酎も買いました。(六代目百合、五代)
この後更に北上し長島という島に橋を渡っていきます。
鹿児島県の最北端にある島で綺麗な海岸が続きます。
天気も良いので、長島の白河内港という誰もいない港で三時過ぎから釣りをすることにします。手前の堤防から港内入口を狙います。水深は6~7mは有ります。
海底を覗くと海藻が生えてません。磯焼けというものでしょうか。ふぐとベラのみしか釣れませんでした。
この後、近くのファミマで食料購入し、「道の駅長島」で車中泊です。誰もいません。
2月1日水曜日です。朝のうちは晴れていましたが曇りにになりました。今日は長島から再び九州本土に戻り、熊本県の人吉に行きます。九州一周ですが少し内陸に入ります。
人吉は盆地でかつては相良というお殿様が長年治めていた土地で、球磨川が町の中心を流れています。町に入ると直ぐに国宝の「青井阿蘇神社」が有ります。
鳥居をくぐると山門が有ります。大きな門で何故か番傘が彩を与えてました。
山門の脇に木製の鳥のような作り物が置かれてました。人吉・熊本地方に民芸品として古くから作り継がれてきた「きじ馬」というもので、男子の成長を願うため、荒削りした丸太に色付けしたものが始まりといわれています。
山門を抜けると本殿が有ります。造りは山門の方が歴史を感じます。慶長15年(1610)から同18年に4ヶ年をかけて造営されたもので国宝だそうです。
街の球磨川沿いにある人吉城跡に行きます。ここは球磨川を天然のお濠に使ったお城で、今はお城は残っていません。
石造りの橋を渡り入りますと城主を祭る相良神社が有り、その横を通り城山へ登ります。
途中の石垣がかつての面影を残します。桝形ですかね。
昔の天守が有った所には今は何もありませんが人吉の街が一望できます。
城山から降りる途中に球磨川の氾濫で家を失った人の被災住宅が有ります。まだ復興の途中です。
車に戻り直ぐ近くの共同浴場に行きます。人吉は余り知られていませんが町のあちこちに共同浴場や日帰り入浴施設が有ります。私が行ったのは「人吉温泉元湯」300円です。
少し熱めの鉄分の多いお湯で洗い場は2つなので、譲り合いか湯舟のお湯で流すかのどちらかです。
お風呂に入って温まったところで街を散策しながら美味しい料理とお酒を頂こうと思います。
球磨川の橋のたもとにある駐車場はトイレも併設されていて夜間上限料金もあるので安心です。この駐車場の写真は翌日の朝に撮ったもので朝靄(もや)の中です。札の辻駐車場(橋の袂でウォシュレットトイレ付1h100円.19時〜最大500円)
飲み屋さんに行く前に街中を少し歩きます。本当は行きたかった「公衆温泉の新温泉」に行くと廃業で誰もいません。洪水で営業できなくなって廃業したそうです。レトロ感の強いお風呂で行きたかった。
以前見たテレビで六角精児さんが鉄道で旅をしながら酒を呑む番組で行った「孝八」という居酒屋に行きます。店の前に着くと新築の造りで敷居が高いですが、引き戸を開けて入るとカウンター席に座ります。カウンター席の左側には地元の常連さんが大将とおかみさんとの会話で大騒ぎです。右隣は大柄のお父さんが渋く一人酒です。嫌な予感です。
ビールと刺し盛りと熊本なので馬刺しと串焼きを頼みますが、刺し盛り以降の料理は忘れらていて、隣の渋いお父さんが気を使って店の大将に催促頂きやっとありつけました。
店内は新築で綺麗ですが。。。なんか一言の旅行者はダメみたいです。
やっと馬刺しが出てきました。まあ美味しいです。
折角だから焼酎お湯割りを貰おうと焼酎の銘柄は何が有るかおかみさんに聞くと、うちは繊月しかないとの答えが。じゃあ、それでお願いしますと。周りは何故か色々の銘柄の焼酎を飲んでるのに。。。相変わらず常連さんと大騒ぎで、疎外感も有り5500円を支払い店を出ました。近くのラーメン屋さんで焼酎と煮込みとラーメン1250円を頂き駐車場に戻りました。
2月2日木曜日の朝は靄(もや)が出て町全体が覆われてます。洪水の影響で町の中心地にも空き地があります。
人吉の駅に行くと洪水で途中の線路が流されたので駅は開いてませんし、人もいません。
駅前の駅弁屋さんはかつては駅構内で立ち売りしていましたが、今は店舗のみの営業です。買おうか迷いましたが止めました。
明治44年(1911年)建築、国内唯一の現役石造機関庫です。特にSL人吉が運行中は、ここに収められる蒸気機関車を一目見ようと多くの人が訪れるそうです。
駅前から駐車場に戻り酒屋の開店を待つ次いでに街中を散策します。酒屋のすぐ隣に歴史にある老神(おいかみ)神社という神様がおられましたのでお参りします。
境内に入ると参道の真ん中に八角形の灯籠が有り、その先の茅葺の本殿は重文らしいです。
この神社の裏手に繊月(せんげつ)という大きな球磨焼酎の酒蔵が有りその隣は洪水で建て替えられた公衆浴場があります。
効能書きの看板だけが昔の風情のあった面影を残しています。
酒屋の開店時間になりましたので球磨焼酎を数多く扱う「一期屋」という酒屋に入ります。
店内は球磨川流域の焼酎でいっぱいで、ここの若女将さんが各銘柄の味を教えて頂きました2本購入です。(自我田、秋穂)
今更ですが、宮崎・鹿児島・熊本(人吉)と焼酎を購入してきましたが、購入のポイントは昔ながらの製法で造られた味の濃い焼酎を購入しました。昔ながらの製法とは単式蒸留でかつ常圧蒸留という方法で焼酎を蒸留させるもので、最近はすっきり系の飲みやすい減圧蒸留という方式が出てきてますが、この焼酎は昔からの焼酎好きに言わせると「こんなの焼酎ではない」というくらいすっきりした味です。単式蒸留→常圧蒸留を簡単にいうと原料であるアルコール発酵したもろみを1回だけ常温で高温蒸留させたお酒です。
人吉を後にして海沿いの国道3号線を北上します。途中の宇土から三角方面に国道266号線を通ります。走っていると三角西港が突然現れます。
ここはレトロ感のある護岸が連なる海岸でオランダの技術者から指導を受けて作った国策事業とのことです。復元された洋館などもあります。
更に進み、アーチ橋などの大小の橋と小さな島々を両側に見ながら行くと天草に入ります。天草は島だから何もないだろーと思ってましたが、大型スーパーなどいっぱいです。そりゃ天草市だから当然ですね。失礼しました。
今日は道の駅有明リップルランドで泊ですが、その手前のビュースポットで夕日が綺麗です。
2月3日金曜日の朝は曇りです。今いる天草上島から天草下島へ渡ります。天草瀬戸大橋を渡り本渡市を通り抜けますが、島の反対側迄行きますので事前にスーパーで買い物をします。その後、国道389号線の天草海岸サンセットラインを通り大江という地区にある大江天主堂に行きました。丘の上に建つ教会ですが誰もいませんでしたが、入口の前にデコポンを売る軽トラが有りました。教会は青空ならより綺麗ですね。
もう少し先に行くと崎津という港町が有りそこにある教会に行きます。
対岸から見ると町の中に教会の塔が見えます。この教会を含む集落は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として2018年7月に世界文化遺産登録されました。
天気が回復してきましたので、この崎津港の堤防で釣りをします。ここは堤防の高さが高く5mのたも網がギリギリ届く高さです。
たも網は使うことなく、ふぐの猛攻で退散しました。今日は道の駅天草イルカセンターで泊です。
2月4日土曜日は薄曇りです。7時40分に出発して、 鬼池港から島鉄フェリーで島原へ渡ります。8:30に天草の 鬼池港を出港し〜島原の口之津港へは30分程で到着します。車込みで3040円です。
島原に近づくと赤い橋や建物が見えてきます。逆光です。
到着しフェリーの扉が開き、島原の雲仙温泉に向かいます。
朝まだ早い時間ですが雲仙温泉に行きます。雲仙温泉は島原半島の真ん中で、山を登った所にある温泉地です。ここの町営温泉施設で新湯という地区に有る雲仙新湯温泉館に行きます。
入浴料200円を自販機で払い入場します。硫黄臭のする白濁のお湯で熱めですがいいお湯です。水道も水しか出ないので洗髪とかのすすぎのお湯は湯舟のお湯です。温まりました。
雲仙温泉の街中に駐車し、毎度おなじみですが雲仙地獄を一周します。
噴煙を巻き上げて視界をふさぎます。温泉玉子も売ってましたが2個200円でコレステロールが溜まりそうなのでやめました。
島原温泉を出て海岸沿いの小浜温泉に着きます。ここは塩分の多いナトリウム温泉です。先ほど温泉に入りましたので先へ進みます。
長崎の市内に着きましたが、街中は渋滞だらけです。どこに行こうかと思案しましたが、グラバー邸とかは今まで散々行ったし、行ってない所といいう事で、「出島」に行くことにしました。大渋滞とパーキングも満車でやっと見つけて橋を渡り入場(520円)します。
「出島」は、徳川幕府の命により築造された人工の島でそれを再現された所です。2017年にオープンしたそうです。古い町並みが並びます。建物の中はオランダとの取引の様子などの展示があります。ままですね。
この後はちょうど夕方になりましたので中華街で皿うどんを食べに行きました。
車は置いたままで徒歩で中華街近くに行くとすごい人です。まるで韓国で圧迫死した事故が起きた場所の様な混み方です。
この中華街の門の横に夕暮れに浮かぶ魚が泳ぎます。
更に中を進んで皿うどんの食べられる店を探しますが、何処も長蛇の列です。
後で解ったことですが、ちょうど「長崎ランタンフェスティバル」というイベントが開催されたとの事です。皿うどんは断念して今夜の車中泊を行う駐車場を探します。
海側のメディカルセンターの更に海側にある「水の庭園の脇に有る公営駐車場」で24時間営業でトイレもすぐ近くに有ります。後で解ったことですが県営常盤駐車場というのがすぐ隣に有り、多少料金は安くてトイレはここのトイレを使える距離に有ります。また、この駐車場の目の前の桟橋からは、明日乗船する軍艦島上陸ツアーの船が出航します。便利です。
既に夜になりましたので、長崎の街に繰り出します。先ずはさだまさしさんの歌で出てくる思案橋に向かいます。駐車場からは徒歩で13分位です。
ショートカットして歩くと奥に料亭がある丸山公園手前の少し広くなった道に出ました。
思案橋の繁華街は賑わってます。土曜の夜ですからね。
小さな路地が入り組んでいますが、どの路地も人が多いです。
その中で現金のみですと看板に有りましたが落ち着いて飲めそうな「睦」という居酒屋に入ります。
中はカウンター席とその奥にテーブル席が有り、コロナの仕切りがしっかりです。
名物の煮込みは残念ながら売り切れでしたが、豚玉も美味しかったです。
隣の席のお客さんやカウンターの中のおかみさんと話しながらビールと焼酎とつまみ二品を食べて4800円でした。庶民的な値段です。
店を出て、締めのラーメンを食べに行きます。目指す店は通りに面した「思案橋ラーメン」という店で福山雅治さんも食べに来るらしいです。
メニューを見てばくだんラーメンというものが気になりましたが、ニンニク入りのラーメンとの事などで、普通のちゃんぽんを注文しました。
チャンポンはいたって普通で、しつこくも無くサラーと食べられます。
満腹です。駐車場に戻りゆっくり寝ました。
2月5日の日曜日です。晴れです。軍艦島に行くので良かったです。船の予約は午後の出航なのでオランダ坂を通り大浦天主堂に行きます。観光コースです。
朝のオランダ坂は人も少なく朝日が当たりいい雰囲気です。
長崎孔子廟の側を通り大浦天主堂の参道?を登ります。途中に「岩崎本舗」という店が有り、ここの「角煮まんじゅう」が美味しく我が家でよく食べてます。
更に登ると大浦天主堂が見えてきます。逆光ですが。。。
拝観料1000円を支払い入場します。何回来ても綺麗な造りですね。
中の造りも綺麗です。奥にはステンドグラスが有り、陽の光が射しこみ綺麗でした。この後に併設の「大浦天主堂キリシタン博物館」も見学しました。昔からあったかな?
参道を降りたところにガイドブックでも有名な「四海樓」というチャンポンと皿うどんの有名な店に行きました。まだ11時でしたが既に長い列が出来てました。11時30分開店で行列が動きます。建物が大きく客席の多いので12時頃には席に着くことができました。軍艦島への出航時間が有ったので少し心配でした。
チャンポンを注文すると、あまり待たずに出てきました。見た目は綺麗です。味はサッパリ系であまり熱くなく感動はも無く普通の味でした。
駐車場脇の軍艦島ツアーの桟橋に着くと、既に船への入船が始まっていました。
軍艦島へ上陸ツアーは4社位の会社が運航していて、私は「シーマン商会」の13時40分出航のツアーで3910円を予約しました。
満員でも120人くらいが定員の船です。
出航すると長崎の港内を進み女神大橋をくぐり進みます。この間、船内では港内のドックや自衛隊基地などのアナウンスが有り、そのほとんどが右側にあるので座席は右側が有利です。
湾を出て軍艦島の沖合に着きました。晴れで良かったです。この角度で見る軍艦島が軍艦に見える角度らしいです。
この反対側に船着き場が有りますが、上陸できるか否かはその都度基準(風速が秒速5メートルを超える、波高が0.5メートルを超えるなど)をクリアし許可が下りないと上陸できないとの事です。許可が下りましたので上陸します。
廃墟です。島全体が廃墟で崩れかけています。東京ドーム5個分の土地に5200人の人が裕福な生活をしていたそうです。正面にはかつてのアパートが有ります。
途中は紙芝居形式でかつての生活などを説明してくれます。
反対側にも歩いていきます。右側の四角い輪が並ぶ建物は石炭のコンベアが有ったそうです。
見学が終わり船に戻り長崎の港に戻ります。その途中で記念の石炭と「軍艦島上陸記念証明書」を頂き下船しました。
この後長崎を出る前に、長崎のお土産を買おうと築町という繁華街に行きました。
長崎と言えばカラスミが有名なので、操業も古く元祖という事で「高野屋」という店に入りました。
中に入るとショーケースに入れられたからすみが並びます。
更に進んでショウケースの中を覗くと桐の箱に入ったからすみが並んでいます。1万円から2万円の物が並んでます。やっぱり高いですね。
店の人に色々尋ねると、値段は大きさや形の他、綺麗な飴色をしたものが高いそうです。
最近は特に国産のボラの卵が採れずにオーストラリア産の卵を日本で加工するものが多くなってきているそうです。購入したのは桐箱に入った商品は高くて買えないので、卵の房の一部を切り売りした商品が安めで販売していたので、そちらを購入しました。
ここから数十メートル歩いたところにもう1軒「小野原本店」という老舗が有り、そこでも同じような製品が売ってましたので購入してきました。味比べをしてみます。
今日は、長崎から少し北にある「道の駅夕陽が丘そとめ」という所で寝ます。晴れは最高です。
2月6日月曜日は昨日と違いどんよりとした曇りです。この道の駅からさほど遠くない丘の上に「出津教会堂」が有りますので行ってみました。誰もいませんでしたが白壁が綺麗です。
次にすぐ近くの「大野教会堂」に行きます。こちらは丘の中腹の木々の中に佇む質素な教会です。
石積みの建物で教会に多い大きな十字架は無く、瓦に赤い十字架が有ります。マリア様が迎えてくれます。
次に行くのは、西彼杵(にしそのぎ)半島を北上して寺島大橋を渡って大島に渡ります。
長崎は特に小さな島が多く、そこに渡る橋も多くかかっています。次に行く教会は細い急坂を登り「太田尾教会」という所です。質素ですがステンドグラスが綺麗です。前にマリア様と子供たちの像があります。
この後、半島の先端まで北上し、そこから佐世保市方面に渡る西海橋のほとりに車を停めます。この橋は西彼杵半島が大きな入り江の外堤防の様な役割になり、内海の大村湾が形成されています。そこを結ぶ橋で橋の下は狭い海峡で、潮の満ち干で渦潮が現れます。
うまく撮れませんでしたがこの日も渦潮が出来てます。
橋を渡り佐世保市に入ります。すぐそばにハウステンボスが有りましたが興味が無く素通りして佐世保駅に着きました。
この佐世保駅は鹿児島の最南端駅の西大山駅を紹介した時の写真で、この佐世保駅が西の端の駅と書いてありましたが。しかし最西端の駅というと鉄道ファンの間では私鉄の松浦鉄道が運営する「たびら平戸口駅」が最西端に有り、JR側の主張と異なる所です。他の東・北・南は全てJRですので、JRの気持ち的には佐世保を最西端にしたい気持ちはわかります。「たびら平戸口駅」は後程ご紹介します。
少し丘の上に行くと旧海軍で使われていたドックが見えます。
大きなドックで、今は佐世保重工業という会社の持ち物ですが、かつては海軍の佐世保海軍工廠第七船渠で戦艦大和型の造修に使われたそうです。全長は343.8m、全幅は51.3mも有ります。この先にある九十九島が見渡せる「展海峰」(てんかいほう)に行きます。展望台は更に上に行く階段と展望台が有ります。
登ると九十九島が一望です。九十九島が180度のパノラマで広がる展望台。海に浮かぶ小島と遠くに平戸島や五島列島も見える。という事ですが曇りなので半減ですが、多分すごく綺麗だと思います。
4時半過ぎで少し早いですが雨も降り出しましたので近くの道の駅「させぼっくす99」に行き車中泊しました。
2月7日火曜日の朝も曇りです。今日は本土4極の内の最西端である神崎鼻(こうざきはな)に行きます。国道から漁港を抜けた先に車数台が停められる駐車場が有ります。人は誰もいません。車から降りて小道を登り少し下りると海側にオブジェが見えます。
もう少し近づいて側に行きます。何を意味するオブジェか解りませんが日本本土最西端に到着です。
遠くに見える陸地は平戸島です。この最西端は余り人に知られていません。ひっそりです。
ここの上に丘が有りますので登ると、日本本土最西端の標識が有ります。
この横には本土4極の自治体の長が署名した大きな盾のようなものもあります。
4極制覇しましたので早速証明書を貰いに行きます。証明書はすぐ近くの漁港にある簡易郵便局で発行して頂けます。
「日本本土四極 最西端の到達証明書」です。あと折角来たのでステッカー200円を購入しました。
これで本土四極のすべてを訪問したことになります。証明書も4枚揃いました。
この証明書を裏返すと、一枚の賞状になってます。なんかうれしいですね。
嬉しいかったのと寒かったので、鹿町温泉やすらぎ館のお風呂でヌルっとしたお湯に浸かって温まりました。660円です。
「田平天主堂」という立派な教会があるという事なので向かいます。
レンガ造りの立派な建物で、荒れ地を開拓して作り上げたそうです。
正面のマリア様のほほえみがいい感じです。
今度は、日本最西端の駅に来ました。松浦鉄道の「たびら平戸口駅」です。
佐世保駅のところで少し紹介しましたが、日本最西端の駅をJRは佐世保駅と言い、一般的に鉄道ファンはここの、たびら平戸口と言います。少し前まではここの駅もJRで、今は第三セクター鉄道です。
丁度、列車が到着しました。見てもどういう列車なのかはわかりませんが。
この駅構内でも「日本最西端の駅 訪問証明書」が有りましたので購入しました。200円です。
平戸大橋を渡り平戸島に入ります。前から行きたかった所です。
平戸の街中を通り抜けた先の静かな所に佇む教会に行きます。市内見学は明日にします。
国道383号線を南に行くと綺麗な海岸線が広がります。鄭成功(ていせいこう)という人がいた海岸だそうです。砂浜と雲が綺麗です。
少し先に行くと丘の上に「宝亀(ほうき)教会」が有ります。
レンガ色の壁に白色のエッジのコントラストが綺麗です。
次に向かったのは、島の西側にある「紐差(ひもさし)教会」です。
真っ白な壁とアートにカットされた庭木のコラボが素敵です。青空ならば尚いいですね。
平戸島は街中から少し離れると段々畑の景色が多いです。島ですが山がちなのでそうなりますね。
平戸島の西側にある生月島(いきつきしま)に渡ります。綺麗な橋でつながってます。
生月島の高台に「カトリック山田教会」があります。こちらもレンガと石積みの綺麗な建物でちょうど中ではお祈りが行われてました。静かにします。
教会の外からは通って来た生月大橋が見えます。綺麗です。
今日はこの生月島にある道の駅に泊ります。丁度夕陽が沈む光景を見られました。
2月8日水曜日で晴れです。天気が良いので平戸の街の観光の前に釣りをします。平戸島の北部の入江にある古江港という港で、釣り場は低い堤防で釣りやすく沖に向かって竿を出します。上げ潮で開始です。
アジ・ベラ・カサゴなど釣れるが大物無しです。堤防の先端で釣りをしていた若者が泳がせ釣りで70cmのブリがヒット。タモ網を持っていなかったので私が差し出してあげて無事ゲットです。良かったねと言いながら、こちらは竿をしまいました。
平戸市街の観光案内所の隣にある駐車場に停めて、自転車を組み立て出発します。最初に行ったのは平戸港の入り口辺りに白壁の洋風建物のオランダ商館に行きました。中に入ろうとしたのですが入館料が島民は無料で島外の観光客は310円という事なので入館はやめました。
島のメインストリートはこんな感じです。人は少ないです。
オランダ公園に行く途中のオランダ塀という階段です。自転車を停めて上まで登りまたおります。汗がでます。上に行って、また戻ります。
松浦資料博物館入り口はお城のような石垣です。平戸のお殿様はお城でわなく、こちらの建物にいたそうです。
ここの階段を登ります。松浦氏の旧邸宅で、中に入るとお庭の中に茶室などが有ります。
お殿様もここから街の景色や正面のお城を見たのでしょうか?
平戸ザビエル記念協会に行きますが、ここに行くには坂を上ります。自転車は降りて押しながら行きます。坂の上にモスグリーンの教会が現れます。思い切り逆光です。
教会の後ろからの写真は色がわかります。青空と教会が綺麗です。
教会から裏の路地を歩き途中から下り坂の階段となります。自転車なので大変です。その途中にザビエル教会とお寺の両方が見える所が有ります。
市街地に下りてきました。自転車よりも徒歩が正解でした。幸橋(さいわいばし)という石造りの橋が有り、お城と市街地を結ぶ橋で重要文化財だそうです。
駐車場に戻り、お城に向かいます。平戸城は別名亀岡城と呼ばれは海に囲まれた小高い丘の上に有ります。お城には亀岡神社を通り抜けていきます。
お城の正面ですが改修工事を行ってます。今は鉄筋コンクリートの 建造ですが木造の時代は1704年に建てられたそうです。入場料は520円です
中に入り天守に登ります。平戸の街が一望できます。先ほど行った松浦氏の邸宅も見えます。
反対側の景色は平戸大橋が見えます。いい場所に築城したということですね。
平戸大橋を渡り、道の駅松浦海のふるさと館で泊です。
2月9日 木曜日です。国道204号線の海外沿いを走ります。途中の玄海町に入った所に浜野という棚田が広がります。海と棚田がいい景色です。
もう少し進むと玄海町なので原子力発電所が有ります。ここは素通りします。
入り組んだ海外沿いの道を走り、漁港を抜けると呼子のイカを食べられる店に11時30分頃に着きました。「河太郎」という有名店で既に行列が出来ていて40分位待ち入店出来ました。
メニューを見て注文しますがやっぱり「いか活造り定食」3480円を注文しました。
いけすのある店内で4人掛けのテーブル席に1人で座り待ちます。ドーンとイカの姿造りが来ました。透明感のある美味しそうなイカです。
コリコリとした食感と甘みで美味しいです。イカはヤリイカです。身の部分を食べ終わると、ゲソや頭?の部分は天ぷらにしてくれます。これも美味しいです。堪能しました。
満腹になったところで唐津城に行きます。唐津の街中にドーンと建ってます。
ここ迄は青空でしたが曇りになってしまいました。唐津城の正面はこんな感じです。大きいお城です。
天守から見える景色です。海辺の丘に築城されていて海岸の砂州に町がが出来てます。
国道202号線を走り福岡県に入ります。糸島半島という所が有りビーチにはおしゃれなレストランとかが有ります。景観で有名なのは、名勝の桜井二見ヶ浦という所で4時過ぎに到着しました。
若いカップルがいっぱいです。 あいにく曇り空の夕方。 白い鳥居とその奥にしめ縄で繋がった夫婦岩ある風景です。
この後はいよいよ博多の市街地に入ります。やっぱり大都会です。博多の天神近くにある安国駐車場に車を入れます。ここは24時間営業のタワーパーキングですが1階にトイレが有り車中泊しました。
早速街を歩きます。西鉄天神の駅を通り抜けて事前に調べた「今泉」と言うもつ鍋屋さんに行きます。看板には「元祖もつ鍋楽天地 天神今泉総本店」と書かれた2階に行きます。
ここは一人でも入店できるという事なので入りました。座敷に通されメニューを見て満足コース2520円を注文します。1人前なので食べられると思ってました。
鍋に山盛りのニラが凄いです。これ1人前ですか?と思いつつビールを飲みながら煮えるのを待ちます。
牛もつがプリプリで濃い目のスープとキャベツやニラも相まって美味しいです。この後コースの豆腐を入れて食べ進み、スープと少しだけ具を残したタイミングで中華麺を入れますが、食べた時の味変に備え付けの調味料を入れるとまた美味しいです。完食です。お腹いっぱいになり店を出ます。
さて、次は鳥皮焼を食べて締めは博多ラーメンかなと思ってましたが、食べ過ぎでお腹に来ました。中国人旅行者いっぱいのドン・キホーテでトイレをお借りしましたが、中々治まらず雨も降り出しやむなく駐車場に撤退しました。途中の屋台も行きたかったですが残念です。
2月10日金曜日で小雨が降ってます。朝7時に徒歩で安国駐車場を出て、どうしてもラーメンだけは食べたかったのでここから10分位の所にある「元祖ラーメン長浜屋」に行きました。
店は24時間営業で朝7時にも関わらずお客さんがどんどん入っていきます。 メニューは1種類のみで 麺の硬さのみを伝えるのみです。普通を注文しました。
直ぐに来ました。細麺で少し濃いめのスープかなと思いましたがそうでもなく、チャーシューは細かい味付け肉で美味しく完食しました。意外と量が多い。 それほどこってりでもなく薄味な感じがする。麺は細麺で美味しい。 肉の塩加減がちょうどよく、麺、スープの調和が絶妙。 替玉を食べたらまたお腹を壊しそうです。お代は500円です。
この後駐車場に戻りました。今日は博多湾を蓋するように伸びる「海の中道」を通り「志賀島」に向かいます。海の中道は砂混じりの道で横を鉄道が走ります。そこを通り過ぎると志賀島に着き綺麗な白砂のビーチが有ります。
あいにくの天気なので、すぐそばにある休暇村というリゾート施設の日帰り温泉に入り温まりました。
ここから国道3号線に戻り北上します。古賀を通り過ぎて福津という所に、「宮地嶽(みやじだけ)神社」という所が有りますので行ってみます。参道を歩き大きな石造りの鳥居が有ります。大きいです。
石段を登り振り返ると海に向かって真っ直ぐに参道が続いています。すごい景色です。鎌倉の鶴岡八幡と似てますかね。2月と10月の20日の夕陽は参道の真正面に日が沈むそうです。
山門も大きな木組みの山門で立派です。
この先に大きな屋根のの社殿が有ります。この社殿には大きな注連縄があります。この注連縄は直径2.6メートル、長さ11メートル、重さ3トンの日本一の大注連縄だそうです。
横から見ると注連縄の太さがよくわかります。この神社はもっと有名でいいと思います。雨が強くなってきました。
次に隣町にある「宗像大社 辺津宮」に行きました。こちらは平地に作られた社殿で日本神話が発端になっているそうです。鳥居をくぐり太鼓橋を渡ると神門が見えてきます。
何故、宗像大社 辺津宮となるかと言うと、御祭神は、天照大神の三女神で、沖津宮(沖ノ島)、中津宮(大島)、辺津宮(九州本土)にそれぞれ祀られ、この三宮を総称して、宗像大社といいます。よってここは「宗像大社 辺津宮」となります。神門を抜けて本殿に入ります。
本殿・拝殿は重要文化財だそうです。
斜めから見るとやはり大きいです。雨と夕方のせいか人も少ないです。
という事で、今晩は道の駅むなかたで車中泊です。九州では最後の夜です。
2月11日土曜日です。帰る日になると晴れるという事になります。あるあるです。
国道3号線より海岸寄りの国道495号線から国道199号線と北に進み、北九州市の工業地帯の中を通り若戸大橋を渡り小倉から門司へと進みます。関門トンネル入口が渋滞の為、関門橋を渡ることにします。関門橋が200円で関門トンネルが160円なので大差ありません。でも関門トンネルは渋滞です。関門橋をあっという間にわたりました。
九州一周の距離は2621.1kmでした。桜島からの復路は1611.1kmの距離となります。長いですね。
全行程は、2023年 1月12日(木)から8月15日(水)の34日間です。この内、九州一周でかかった日数は27日間です。
走行距離は全行程約トータル距離数4810.6Kmです。その内東京⇒下関が1086.6km、下関⇒東京が1103kmでした。
九州内の走行距離は2621.1Kmです。北海道一周が3149.7Km、四国一周が1490kmでしたの丁度中間ていうところですかね。
費用的にはガソリン代が6.6万円、高速が0.9万円、外食3.5万円、食品購入7.1万円、観光入場料0.9万円、風呂0.5万円、駐車場0.6万円、諸々1.5万円とこんな感じです。(この他にお土産代8.4万円があって、これが一番かかりましたがこのメインは焼酎です)
帰路は下関でふぐ定食を食べましたが、水っぽい感じで美味しくなかったです。
この日は道の駅竹原で車中泊しましたが。広島市周辺は道の駅が有りませんので長距離を走ることになり疲れました。
2月12日の日曜日です。今日も晴れです。九州の悪天候が嘘の様です。
岡山の国道2号線を走っている途中で伊部(いんべ)という町に来ました。ここは備前焼の窯元がある里です。先ずは「備前焼伝統産業会館」に行きます。ここは伊部駅前に有り国道沿いです。備前焼の各窯元の作品が展示・販売されています。
ここで見た備前焼で自分の好みの作品の窯元に行ってみることにしました。最初に訪問したのは「堀江政臣」さんの窯元で中心部より少し離れた所に有ります。ご主人が不在で奥様が案内して頂きました。作品を見ながら、奥さんは「最近は中国の方がネットで見て一括で買い上げたりする」と言ってました。
次は少し中心に戻り、「松島弘」さんの窯ですが、完全に個人宅のようなので入りませんでした。気に入った焼き物を手にするのは根気のいることです。駅前のギャラリーを周ることにしました。格調高い店や庶民的な店など有りましたが、10件程のギャラリーを見て周り、「木村微風」さんのギャラリーの「黄微堂」という所に入りました。店の女性がここの焼物について教えて頂きました。作家は旦那さんと奥様がいて店の陳列は奥様が仕切っているらしいです。色々見せて頂き焼き色や形など、素人なりに拝見して、ここの作品が良いと思いましたが、探していた器はビール酒器でサイズが無く今回はあきらめました。
次回、また備前に来たときは必ず寄りたいと思います。後で調べると店の奥にも焼物が有ったそうです。結局最初に行った「備前焼伝統産業会館」で松島弘さんの作品を購入しました。
この日は一生懸命走り、大阪の能勢にある道の駅「能勢くりの里」に泊りました。疲れました。疲労困憊で酒飲んで寝ました。
2月13日月曜日は雨模様です。今日は更に国道で帰路に着きます。途中の近江八幡市で会社勤めの時にお世話になった先輩にお会いしました。待ち合わせ場所は、立派な日牟禮八幡宮の前で待ち合わせです。美味しいケーキセットをご馳走になりました。
美味しいケーキセットをご馳走になりました。離職した後の話とか近況や同じように離職した人のその後など楽しく色々お話ししてよかったです。
帰り道の国道21号線を教えて頂きました。少し距離は多くなりますが、ほぼ直線で平坦で車線も広い道です。この道はこの後も利用させて頂きます。ありがとうございます。岐阜の道の駅柳津に泊りました。
2月14日火曜日です。晴れです。朝の電話ボックスが何か綺麗でした。
この日は先ずは名古屋方面に向かい国道1号線で帰ります。
道の駅富士まで来ましたが今日はここ迄です。距離が長いです。明日は東京です。
2月15日水曜日は雪混じりの天気です。箱根越えの一般道は厳しそうです。山を見ると一面雪がかぶってます。高速の状況を見てみるとチェーン規制とかは出てませんでしたので沼津から東名高速に乗り無事東京着です。長かった。帰路の1000キロ越えは長いです。九州への往復はどうするか今後の課題です。フェリーも有りかな?なんて。有難うございました。
最後に少しだけ購入した焼酎を紹介します。
焼酎と言いながら最初は日本酒で、岩国の友人宅に行ったときにイチオシだった日本酒です。「雁木(がんぎ)」というお酒で楽しみです。
宮崎県の焼酎です。地元の人は20度の焼酎を飲まれるそうですが、味の濃い25度を購入でしました。
鹿児島の芋焼酎です。多くの蔵元が有り芋の甘味やふくよかさなど蔵それぞれです。
熊本の人吉の球磨焼酎です。こちらは米の焼酎です。色々ありましたが昔ながらの飲み口の物を選びました。
全部並べるとこんな感じです。買いすぎですかね。でも全部美味しく頂きます。
〈銘柄一覧です〉(☆)印は自宅以外に送ったお酒です。
〈宮崎県〉
旭萬年 黄金千貫 黒 常圧 渡邊酒造場720 1485円
幸蔵 黄金千貫 黒麹 常圧 幸藏酒造720 1030円 ⇒しっかりした味わい
日南娘 黄金千貫 白麹 常圧甕仕込み 宮田本店720 1167円 ⇒飲みやすくしっかりした味わいで美味
山猪(やまじし) 芋(ジョイホワイト)無濾過 常圧 すき酒造720 1390円 ⇒癖の強い味です、お湯割りで更に倍増
〈鹿児島〉
火の島 さつま芋(鹿児島県産)常圧黒麹 本坊酒造900 1543円
問わず語らず名もなき焼酎 黒 さつま芋 大山甚七商店900 1430円 ⇒芋の甘味も有り
問わず語らず名もなき焼酎(☆) 黒 さつま芋 大山甚七商店1.8 2568円
純黒(☆) 甕仕込み 徳光産黄金千貫 常圧 田村合名会社1.8 2420円 ⇒芋の香りと甘みの有る美酒
薩摩の誉 黒麹 黄金千貫 常圧 大山甚七商店1.8 1838円 ⇒普段飲みの芋焼酎
六代目百合 黒麴 黄金千貫 常圧 甑島 塩田酒造1.8 2800円 ⇒香り豊かな芋の濃い味
五代復刻版(☆) 白麹 黄金千貫と農林二号 常圧 山元酒造1.8 2520円 ⇒芋の香りと甘ささが有りしっかりとした味わい
鉄幹(☆) 黒 さつま芋 常圧 オガタマ酒造1.8 2890円 ⇒芋焼酎の定番、芋の香りと甘みが美味
蟇目(ひきめ) 黒麹 木樽蒸留 黄金千貫 さつま無双 720円 ⇒かなり癖が強いです、好み分かれます
〈熊本人吉〉
秋穂 米 常圧 高田酒造場1.8 2530円 ⇒一口目は癖を感じるが二口目から味わい深い
自我田 米(自我田)無濾過 常圧 豊永酒造1.8 3465円 ⇒ガツンとパンチの濃い味、これも二口目から美味しくなります
球磨の泉(☆) 米 常圧 那須酒造場1.8 2140円
茅葺(かやぶき)(☆) 米 常圧古酒 木下酒造場1.8 2475円 ⇒多少癖が有り、でも美味しいです
以上です。ありがとうございました。
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