行った日は、2023年 7月13日(木)から8月24日(木)の43日間です。
今回の走行距離は全行程(東京から北海道を周遊して東京まで戻る行程)のトータル距離数は6027.7Kmです。
北海道内の走行距離は3933.8Kmです。
前編では函館から最北の町の稚内迄の道内距離数で1829.6kmのお話です。
2023年7月13日木曜日の午後1時30分に出発しました。東京は猛暑でとても耐えがたい暑さ続きです。コロナも一定の感染者がいるみたいですが、街中でのマスク着用も緩和されてきています。でも一応5回目ワクチンを打ち出発しますが、昨年の11月に注射し期間が開いているので少し心配です。
先ずは関東圏は道が混雑と信号が多く複雑なので少し楽な東北自動車道(高速)を利用し福島県の白河付近にある矢吹ICで一般道へ進み、国道4号線沿いの道の駅安達で車中泊です。
7月14日(金)天気はどんよりと曇り空ですが更に北上し福島駅付近で国道13号線に入り山形県方面を進みます。目当ては大好物の白濁の温泉で、蔵王温泉に行きます。国道13号線から山側の県道を10km位登り蔵王温泉街に着きました。更に少し登り日帰り温泉施設の「源七露天の湯」に到着です。受付で入浴料550円とロッカー代を払い入場します。
入ると直ぐに木造りの内湯があり 湯の温度も ちょうどよい。 お湯の泉質は PH 2.1の強酸性で酸っぱくチクチクします。。と言ってもこの後で行く玉川温泉は更に強酸性のPH1.2です。
露天風呂は開放感があり 大きい 岩風呂で温度は少し ぬるめなのでゆっくり入れます。
お風呂を出ると本降りの雨で、来た道を10kmほど下り国道13号線に戻り北上します。途中は風呂に入ったので眠たくなり仮眠を取りながら秋田県の田沢湖方面に向かい、秋田県の中央付近の大仙市に在る道の駅なかせんで車中泊です。大雨です。
7月15日(土)は雨が続いています。この後、八幡平の山の中にある玉川温泉に行くので心配です。途中の国道341号線は道路が川の様に雨水が流れていたり、木の枝が強風で折れて散乱してます。11時ごろ玉川温泉に到着しましたが、当然屋外の岩盤浴エリアは入場禁止で、屋内の大浴場に600円の入浴料を払い入場。昨年も入りましたが大きな浴槽とPH1.2は効きます
1時間くらい風呂に入り外へ出ると更に強い雨で足元を濡らしながら駐車場へ戻りますがラジオ放送では大雨警報と幾つかの道路が通行止めがあり、早めに峠を越えて青森県に入れるように走ります。途中、天井を叩きつける雨の中、何とか県境の坂梨峠を越え青森県の弘前市に着きました。弘前は以前に弘前城と桜を見に来ましたので特にあてはないので、ご当地ラーメンで有名な弘前ラーメンを食べることにします。スマホで検索して一番人気の「たかはし中華そば店」向かいます。15分位で到着し営業中の看板が有り少しホッとしました。
定番の中華そば850円をすると暫くしてドーンと味の濃そうな色のラーメンが到着です。
黄土色の濁ったスープは煮干しの出汁で、そのスープを絡める麺は中太麺。大きめの柔らかいチャーシューと味付けメンマも美味しい。刻みネギがスープの濃さを打ち消す味わいでした。
美味しく頂きました後は、いよいよ明日は北海道に渡るので早朝のフェリーに乗り遅れないように早めに道の駅なみおかに行き、車中泊しました。
7月16日(日) 薄曇りの中、6時10分に道の駅を出発します。8時10分出航の青函フェリーターミナルから函館に12時10分到着予定のあさかぜ2 に乗船します。フェリー料金は今年もインターネット予約で夏季割引で13,000円(車両と運転手1名)です。お得です。
東京からこの青森までの距離は772.0kmです。
定刻通りに函館フェリーターミナルに到着して、北海道新幹線の函館北斗駅に向かいます。函館は何回も行ってますが、更に函館を細かく探求するためお迎えに上がります。
先ずは函館北斗駅からほど近い大沼公園に行きます。15分位で大沼公園駅に着きました。駅舎はレトロな洋風の佇まいで、周りは飲食店や観光案内所・土産物店などが有り観光客も大勢の人がいてにぎやかです。
この駅前から近い所に大きな無料駐車場が有り徒歩5分で大沼公園に到着します。
大沼公園は湖の中に火山の噴火で出来たいくつもの小島が有り、それらを結ぶ橋がかけられていて、コースの周遊ルートで最大のルートでも50分で周れます。
途中の橋の上から駒ケ岳と湖が見えるスポットが有りますが天気が悪いのでいまいちです。
この後は山川牧場ミルクプラントという所に向かいます。ここはガイドブックなどにも紹介が有り、乳製品などの販売とイートインが有り、隣には牛舎が有ります。
多くの人たちがこぞってソフトクリーム(350円)を食べてましたので頂きました。濃厚で美味しいです。
今晩は七飯の道の駅で泊りなので、美味しそうな焼き肉が乗ったジャー黒弁当(1200円)も購入しました。肉はジャージー牛と黒毛和牛を掛け合わせた牛で、柔らかくて上質なサシの入ったお肉で値段以上の味わいです。
牛舎には牛がいっぱいです。この牛はソフトクリームですか?それとも。。。。
ここから山側に入り、白岱スカイラインを通り白岱牧場の展望台を目指しましたが16時迄でしたので近くの函館の街が見渡せる駐車場(空地のような所)に停めます。ここは南に函館山を一望できる裏夜景スポットで函館山は混雑するので、こちらもおすすめと・・・。
このすぐ横では牛が草を食んでました。牧草を食いちぎる音が大きく熱心に食べてます。
夜に函館の花火大会が予定されていて函館市街は混雑して花火が見えにくいので、ここからだとよく見える。と隣に駐車したが家族に話してましたので、当方も見ることにしました。
花火、遠くで小さいです。ドーンという音も聞こえません。街の灯りが遠いせいか夜景もやっぱり函館山からの夜景の方が街が直下に広がっているので綺麗ですね。
という事で道も駅なないろななえに向かい車中泊です。
7月17日(月)海の日で祝日です。薄曇りです。道の駅から函館市街向かう途中の大沼国道沿いに三嶋神社という神様にお参りします。
この神社の鳥居をくぐりお参りし更に横を見ると小さな屋代があり、石造りのヒョウタンから水が流れ出している湧情神社と記されて場所がありました。ひょうたんから流れ落ちる水に、神社から頂いたおみくじを浮かばせ水占いが出来るそうです。
今日は函館市内を徒歩で散策しますので、車を今夜宿泊するホテルの駐車場に停めさて頂き早速街へ。でもまず函館駅にご挨拶です。定番の赤いオブジェがあります。
函館駅のすぐ近くに有り朝市に向かいます。中は海鮮丼などを提供する店は既に行列が出来て、海産物を売る店も多くの観光客で賑わっています。うに丼でも食べようか?と思いましたが何と小さめの丼に赤ウニ(バフンウニ)が乗った物が8000円と高額なのでパスします。
この隣に5~6人の行列が出来ているイカ釣りの店に入ることにしました。この店は水槽の中にいるヤリイカを短い竿で引っ掛けて釣り上げて、それを目の前で生き造りをしてくれます。
直ぐに釣り上げ席に着くと店員さんがさばき始めます。見事な包丁さばきで出来上がりです。身はコリコリと食感がありイカのワタを醤油に溶いて食べます。目の玉も食べます。
この後は海沿いに出るとかつての青函連絡船の摩周丸がミュージアムとして係留されてます。
函館の定番観光スポットのベイエリアから函館山を望みます。晴れてきました。
函館山の麓にある坂の風景も定番観光スポットで、八幡坂はその中でも一番有名で遠くの海には先ほど見た摩周丸が見えます。この景色は昨年絵に描いてみました。
坂を横移動して見えてくるのは鮮やかなカラーが特徴の旧函館区公会堂です。明治43年に建造されたそうです。
更に横移動して外人墓地にたどり着きます。誰のお墓か解りませんが、お墓越しの海がいいですね。ここまでくると観光客は少ないです。
ここまで歩いて来て少し疲れたところで喫茶店カフェ モーリア(ロシア語で海)が有りましたのでコーヒーブレイクです。
外観は高台の海に面した建物です。この写真は入口正面ですが、裏手からも入れます。
中に入るとオーシャンビューの席が有るのでそこに座ります。冷房は無く自然の風のみです。アイスコーヒーとケーキで休憩しますが暑いです。
会計をしようとレジに向かうと正面にアンティークなオーディオが有り、自分も若い時に好きだったので思わずパチリと。特にアカイの10.5inchオープンリールデッキはいいですね。でも個人的には当時はティアックのオープンデッキの方が好きでしたが。なつかしいです。
ねこがお見送りしてくれました。この辺は猫が多いです。
坂を下りて函館市電の函館どつく前駅に来ました。海沿いに歩いて古い建物を見ながら函館駅方面に向かいます。途中の道沿いに昔に入った「西園」というラーメン店が有ったのですが貸し切りでしたので断念です。そのままベイエリアの倉庫街まで来て函館のソウルフードの「ラッキーピエロ」に入ることにしました。この店はハンバーガー屋さんです。
この店は金森倉庫の目の前の港側にある大きな店です。
人気NO.1のチャイニーズチキンバーガーセット(880円)と単品でチャイニーズチキンバーガー462円、生ビール370円を注文しました。ハンバーガー高さが有りモスバーガー風に包み紙でくるんでこぼれないようにしながら食べるスタイルで具は甘辛のチキンが入ってます。ビールは必須の食べ物です。
この後ホテルにチェックインします。函館駅前の「ルートイングランティア函館駅前」です。
ここは綺麗で温泉の大浴場が最上階にあるのでいいですね。サッパリしました。
函館の晩御飯を食べようと市内を歩き、函館駅前の道を正面に歩き左手にある大門横丁という屋台が立ち並ぶ中の店に入りましたが、ビールと食べ物は美味しいですが冷房無しで暑くていられませんでしたので店を出て函館山の夜景を見に行きました。
やっぱりここから見る夜景の方が綺麗です。灯りが近くて海の黒とのコントラストがはっきりしてます。最終22時の少し前のロープーウェイで降りてタクシーでホテルへ向かいました。
7月18日(火) 薄曇りから晴れ 10時に出発します。今晩の宿泊予定のホテルのフレックステイイン函館駅前に行き車を停めさせて頂くお願いをして400円の追加料金が発生。しかたないかな。
市電に乗り十文字駅で下車すると石造りの古い建物が角に有ります。今は函館市地域交流まちづくりセンターという函館市の施設が入ってますが、かつては札幌大通り添いにある丸井今井という百貨店の建物だったそうです。
中に進むと古いエレベーターがあります。市の職員さんに言うと案内してくれます。昭和9年に設置されて、東北以北で最古のエレベーターで巻き上げ式のモーターが最上階にあります。エレベーターメーカーはOTIS社製でした。
蛇腹の内扉や矢印の階数表示がレトロです。中に入って職員の方がエレベーターガール?になり説明しながら最上階の5階まで上ります。操作は写真下の中央下にあるレバーを左右に動かすことにより上下し、特定の階を設定すると自動的に目的の階に到着するのではなく、レバーを右に倒すと登り左は下降、真ん中は停止で人の操作でエレベーターが動き、各階に段差無く付けるのは操作する人の感覚と腕次第だそうです。大変ですね。
この後もう一度、坂の上に登ります。暑い中、坂を登りカトリック本町教会に着きました。
この教会の建つ坂を上から見た所で大三坂と言う坂で、ここも人気の坂です。
この坂の後ろには函館聖ヨハネ教会が有ります。斬新な建物です。
その隣に函館ハリストス正教会があり、入口から入りすぐ横から海側を見るとアジサイとカトリック元町教会とその奥に海が望めます。
こここからもう一度昨日も訪れた八幡坂に行き坂を下ります。
昨日貸し切りで入れなかった函館塩ラーメンを食べに行きます。店は市電の末広町駅の通り沿いにある「西園」と言う店です。
ネギ塩ラーメン780円を注文して頂きます。細切りネギとチャーシューとゴマのかかった透き通ったスープとやや縮れた麺で優しい塩味のラーメンで美味しいです。
満腹で腹ごなしに昼間の函館山に登ります。夜は何かも来てますが昼は初めてです。
有名な夜景の風景を昼間に見るとこんな感じです。両側が海と言う立地がいいです。
さて函館山を下りますが、ここは登山道を下ってみようと思います。天気もいいし。
軽いハイキングコースで30分位で麓に着き、更に20分位歩いて谷地頭温泉という市電谷地頭駅そばにある温泉に入ります。この谷地頭温泉は460円で石鹸シャンプーの備え付けは有りません。浴室は洗い場が30くらいあり大きく、浴槽も大きな温度違いので3つの浴槽が有り最高43.5度と高いので熱いです。お湯は塩分多めの褐色のお湯で温まります。市電で函館駅前まで行きます。さっぱりしました。
市電で始発の谷地頭駅から函館駅前まで行き今日は「フレックステイイン函館駅前」に泊ります。ルートインより2千くらい安いのですが。夕食は居酒屋で豚の焼き鳥を食べて就寝です。
7月19日(水) 薄曇りから晴れ 今日は函館最終日ですので函館駅中の土産物店に行きゴッそりと購入しました。この七飯の林檎パイが美味しいです。ふざけた兎のパッケージですが。
その後に行ったのは昨日の谷地頭温泉から更に先に行った所にある岬で立待岬というとこです。津軽海峡が一望できます。
五稜郭方面に行くと繁華街の中心を抜けて向かいますが、函館駅前は観光客で五稜郭周辺は地元の人が中心みたいです。六花亭の五稜郭店は車で行くと通り過ぎてしまいました。この店は喫茶が併設されていていますので立ち寄りティータイムです。
ショーケースからケーキを選びケーキセットを注文します。食器の模様が六花亭ですね。
せっかくここまで来たので五稜郭に立ち寄ります。前回来た時は大雨でした。
五稜郭はインド系の団体さんが来てました。五稜郭の駐車場近くにラーメンのチェーン店で有名な「あじさい(味彩)本店」が有りました。昼時なので入りました。
塩ラーメン930円を注文し程なくドーンと。あっさりとした中にコクのあるスープと細麺がからみ美味しい。大きめのチャーシューと味付けメンマと玉子が乗って美味しかったです。
この後はハセガワストアで焼き鳥弁当とちくわパンを購入し函館北斗駅に行きお見送りです。
函館から国道278号線で津軽海峡を右に見ながら走り道の駅なわと・えさんにて泊りました。
7月20日(木) 朝から曇りです。ここから今日登る予定の恵山(えさん)に行く予定ですが、ここから山を見ると山頂付近は雲がかかってます。少しこの道の駅で様子を見ていましたが回復が見えず山へ行ってみます。
恵山の駐車場は海岸沿いから山側に登った所に有ります。硫黄臭はしますが、真っ白です。
左が今回の駐車場から見た景色で、右は昨年に同じ駐車場から撮った写真を並べてみました。昨年は山頂まで行けましたが景色は見えず、今年は13時迄粘りましたが山頂までも行けず駐車場で断念です。
車で山を降りる途中にある恵山温泉の旅館の日帰り入浴に立ち寄ります。 300円です。
ひっそりとした佇まいで 泉質は透明な PH 2.1の強酸性温泉でぬるめのお湯です。 洗い場は2つで4人も入れば満員です。 シャンプー は有りましたが石鹸は中和されて使えないので置いてませんとの事で貸し切り状態でゆっくり入浴しました。
山をを降りて太平洋側の海まで来ました。綺麗な海と良い天気ですが恵山山頂付近は霧です。
いい天気で波も穏やかなので国道278号線沿いの 臼尻漁港で16時頃からルアーにて釣りを開始しました。海底のアマモに引っかかり釣れず。 ルアー が海底に引っ掛かりひとつ 損失しました。泣けます。
この日は鹿部町にある道の駅 鹿部 間欠泉公園で宿泊します。
7月21日(金) 晴れ☀ 9時00分出発です。国道278号線を今日も北上し、昨年はいかめしを食べた森駅方面へ行きます。駒ヶ岳の裾野で海に沈む所にある砂崎灯台を目指すも、灯台まで轍の深いダートが2キロも続くので スタックの危険があったので引き返します。
国道5号線に入り、噴火湾沿いに進むと人気の店が有ります。ド派手な店舗です。
人気は名物あんかけ焼きそば(レギュラー中)1000円ですが、常連さんは他のメニューも頼んでます。当然こちらは初めてなので人気のあんかけ焼きそばを券売機で買いカウンターに座ります。しばらく待つと普通の2倍の皿に盛られたあんかけ焼きそばが来ました。
途中でお酢やからしなどで多少味変しながらひたすら食べて完食・満腹です。
長万部駅に寄ります。特徴のある駅名なので一応見てみますが、淋しい駅舎です。
次に行ったのは日本一の秘境駅と言われる室蘭本線の「小幌駅」に行きます。ここは以前から秘境駅マニアの間では聖地として語られるほど寂しい駅でしたが、2015年、この小幌駅の廃止が伝えられると別れを惜しむ人々がこの小さな駅に殺到し、一転存続が決まったという大変珍しい駅。ここへ行くには徒歩になります。国道37号線の『礼文華トンネル』入口手前の北側に駐車スペースがあります。ここに停めて道を渡り側道の立入禁止を越えて進みます。
100mくらい進むと舗装道路から草の道に入ります。駅には右側の細い道を降ります。ここから25分くらいかけて山道を降りていきます。当然誰もいません。熊がでそうで怖いです。
結構な下りの傾斜で途中4回位、沢を渡ります。途中の沢で滑って転び 左手中指を捻挫しました。左半身ずぶ濡れです。
最後の方は少し傾斜が緩やかでしたが、やっとの思いで小幌駅につきました。熊が怖いです。駅に着くと 上り 下り のホームが見渡せます。線路が 伏線 なので意外と大きな駅に見えます。 特急列車や 貨物列車が通過します。
この駅が日本一の秘境駅と言われるのは、かつて蝦夷の3大難所のひとつと言われた険しい海岸の断崖を貫くトンネルとトンネルの間のわずか80mあまりの間にあり、周りに家もなく、外へとつながる道も無いからなのだそうです。よく造りましたね。
一日で4本の停車が有りますが、降りても民家や行く所も有りません。
駅の裏側近くにはバイオトイレ が設置してあります。
このあとはもう一度来た道を戻ります。今度は登りです。熊も怖いですが、マムシも出るそうです。車の駐車場には20分位で着きました。濡れているので着替えました。
ここから海岸線を離れて内陸を進みます。国道230号線を走り洞爺湖に行きます。夕陽の道を走ると右手に赤い屋根のサイロがある建物があるので立ち寄ります。土産物店ですが店の中を通り抜けると洞爺湖が見渡せるスポットがあり写真を撮ります。皆さん撮ってます。
今日は目の前に 昭和新山見える、道の駅 そうべつ情報館で宿泊します。
7月22日(土) 晴れ間も見える天気で今日は国道453号線で少し支笏湖方面に進み途中で道道2号線で山の中を走ります。途中のオロフレ峠で天気が一変し濃霧と雨も降ってきました。山の中を下り行先の登別温泉に到着です。やはりこの温泉は外せません。
登別温泉の中のここ「さぎり湯」は公衆浴場になるので料金は460円(今は490円)でシャンプーやボディソープは有りませんので自分で持って入ります。
ここのお湯は登別定番の硫黄泉で特に皮膚病に効果があり、殺菌力が強い強酸性のお湯と目の湯と呼ばれる皮膚や粘膜を引き締め結膜炎などによく効くミョウバン泉が楽しめます。熱めの温泉は気持ちよく、水風呂の気泡風呂に入りながら長居しました。
この後登別温泉な地獄谷は昨年も行ったのでパスし霧でよく見えなかった大湯沼に行きます。
道路の上から全景が見えます。全部がお湯です。当たり前ですね。更に進むと倶多楽湖に出ます。この湖は山頂部の陥没によりできたカルデラ湖です。
ここから海岸沿いに出て白老で再び内陸に進み支笏湖方面に進みます。途中で多くの車が停まっている店舗に立ち寄ります。店には大きく「きのこ王国」きのこ汁110円と書いてました。
中に入ると様々なきのこのお土産やイートインスペースが有り、110円というきのこ汁にひかれ、骨付きフランク398円を注文しました。店の戦略にはまってしまいました。
駐車場で昔懐かしいセリカGTのリフトバック発見。1983年式で懐かしいですね。
しばらく行くと 支笏湖が左手に見えてきますが樹林に挟まれ、 うまいこと見えません。支笏湖の一番 東側のビジターセンター辺りが観光地の中心みたいです。 湖畔に下りると赤い鉄橋が有り人がいっぱいです。
この橋は山線鉄橋といい、1899年に北海道官設鉄道上川線に「第一空知川橋梁」として空知川に架けられていたものが、1923年に王子製紙の専用軽便鉄道として現在の場所に移された、英国製ダブルワーレントラス橋だそうです。よく解りませんが綺麗です。
支笏湖は大きい湖です。こちらも綺麗です。
この後夕方になりましたので寝床の道の駅サーモンパーク千歳に着きましたが大混雑でやっと駐車出来ました。なんと花火大会が有り、それで混んでました。花火は少し遠いですがきれい。
7月23日(日) 曇りから晴れになります。夕張へ向かいます。国道337号線から国道274号線を通り新夕張にある夕張メロードという道の駅に到着しました。結構混んでます。
まずは夕張国道452号線にある南大夕張駅跡の ラッセル車と客車 石炭車がありました。 奥の方に古いバスもありました。
客車の車内はこんな感じで歴史を感じます。背もたれは板で直角です。
夕張の街へ向かうと既に廃線となった線路が有りました。街も淋しい感じで廃墟も多いです。
夕張と言えば「幸せの黄色いハンカチ」です。ロケ地に建物が再現されています。1977(昭和52年)年公開、第1回日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ数多くの国内映画賞を受賞した名作『幸福の黄色いハンカチ』(山田洋次監督)で高倉健演じる主人公の島勇作と妻光枝(倍賞千恵子)が再会を果たした感動のラストシーンを再現した施設だそうです。
ラストシーに出てくる炭住(炭鉱住宅)で高倉健が車を降りて歩いて向かうと黄色いハンカチがはためいています。この周りは今は空き地ですが、かつてはこんな炭住がいっぱいあったそうです。
そこへ倍賞千恵子が出て来て・・・。感動のラストシーンです。
当時映画の中で使われたマツダのファミリアも展示されてます。昔にレンタカーでよく運転してましたので懐かしいです。
最後に黄色い大きめの付箋紙にメッセージを書いて壁に貼ります。
そこから更に 北上して夕張市役所 あたりまで行きましたが 廃墟となった家が多く点在してました。道の駅に戻り少し休憩です。夕張メロンが売ってましたがブランドの影響でほかの地域のメロンの2倍以上の値段です。少し味見でひとかけらを頂きました。普通に美味しいです。
この後、国道に274号線に戻り 十勝方面へ向かい、占冠の道の駅に到着 。途中の道道610号線は通行止めて10キロも迂回することになり到着は夕暮れでした。
7月24日(月) 今日は朝から曇りから薄曇りで夕方から雨という天気ですが、行きたかった富良野に行きます。朝9時過ぎに有名なファーム富田に着きましたが既に駐車場は自家用車や観光バスでいっぱいです。ここは入るだけなら基本無料なんですね。
富良野の高台にあって多くの花が段々に咲いてます。メインのラベンダーも綺麗です。
天気が良かったらもっと綺麗だと思いますが。1時間くらいで一周できます。
売店に入りラベンダーの香りがする石鹸とか芳香剤とか色々売ってます。
この近くで皆さんラベンダーソフトクリーム350円を食べてましたので私も頂きます。
今日は富良野と美瑛を見て周ります。ここは地形的に盆地なので周りは山で囲まれてます。富良野は北の国からという有名なロケ地も有りますが、見ていなかったので行きません。北海道らしい雄大な景色が見たいと思います。ここから北に進み美瑛の手前の丘陵を一直線に通るジェットコースターの道という西11号線に行きます。アップダウン の 続く 道で最後は空に大きく ジャンプです。
道の両脇はトウモロコシ畑が広がります。
美瑛の近くに色彩の丘という所の入り口まで行きましたが 大型観光バスなど多くごった返していたのでやめにして、近くの白金という所にある「 青池」を観てから 白ひげの滝に行こうと思います。この青池も観光客でいっぱいです。 駐車場 500円で停車し徒歩で周ります。
青池の遊歩道に着くとコバルトブルーの池が広がります。本当に綺麗な青で池の中にはカラマツの立ち枯れが有ります。
遊歩道を歩くと海外の観光客もいっぱいで写真をひたすら撮ってます。青空だともっと綺麗でしょうね。この水は白金温泉付近で湧出している「白ひげの滝」に含まれる硫黄などの温泉成分や、アルミニウムなどを含んだ美瑛川の水が混ざると目に見えない「コロイド」が生成されます。太陽の光と水中のコロイド粒子が衝突し、いろんな方向に光が散乱します。波長の短い青い光が散乱されるため青く見えると言われています。また池の底にある白い土壌が光を反射して、青さを引き立てているそうです。よくわかりませんね。
この少し上流に青さの素の「白ひげの滝」に行きます。この滝はブルーリバー橋から見ます。
崖の途中から湧き出る水が川に流れ込み青い川になってます。なるほどね。
この後、午後3時くらいになりましたが、美瑛の西側の丘陵に広がる「パッチワークの路」に行きます。ここは北海度らしい景色が見られる丘で、テレビCMの日産のケンメリ(左の写真)やたばこのセブンスター(右の写真)などで撮影された所です。バスがいっぱい入ってきて 外人もいっぱいです。
でも、曇り空だと非常に残念です。後日もう一度訪れましたのでこの後で披露します。
ということで、旭川のイオンで夕飯(車内宴)の買い物をして 旭川の道の駅で宿泊です。
7月25日(火) 朝から大雨です。今日はここの旭川から再び南に行きます。富良野の南側に進む国道38号線沿いにはメロン農家の直売所が多く、その中の中田農園に立ち寄ります。
5300円の2個を三組購入しました。昨年はニセコのメロンを購入しましたので富良野のメロンも味見です。
ここから更に国道38号線を進んでJR根室本線の幾寅駅に着きました。ここは映画 「ぽっぽや」で 高倉健が主演し 大竹しのぶ や広末涼子が出演した駅のオープンセットで、駅名は幌前駅 という名前で駅前のだるま食堂と床屋のセットも残されています。
駅舎の中には ぽっぽやの衣装や出演者のサイン など当時のものが展示されています。
この近くに人造湖ですが、かなやま湖という湖が有りTVでも紹介されたそうです。緑と湖畔のキャンプ場など有るみたいですが、天気が悪いので良さが伝わりません。また来ます。
キタキツネに会いましたが厳しい暮らしのようです。
富良野の中心に戻りました。駅を観に富良野駅に行きます。人も多くいて立ちそば店も在る愛される駅です。駅のすぐ近くにカレーの店が有るので食べに行きます。
富良野はカレーの町で、この「唯我独尊」という店も人気店で木造の建物もいい雰囲気です。
特性ソーセージ付カレー1290円を注文しました。味はスパイスの効いた辛口で汗が出てきます。ソーセージも皮がパリっと美味しい。メニューの下に書いてある合言葉のルールルルーと言うと皿にご飯が残っていればルーをお変わりできる仕組みです。少し恥ずかしいですが。
昨日行った青池のそばの白金温泉の中にあるホテルパークヒルズで日帰り入浴 800円です。 茶色い 温泉で少し ぬるめですがゆっくり入れます。この後、道の駅旭川にて今日も泊です。
7月26日(水) 晴れですが愛用していたサンダルが壊れましたので捨てて新しいのを買うためにイオンに行きました。イオンはゴミ箱が有るので良いです。ここ迄北海道に上陸して1160kmです。少し雨が多いですね。
旭川もラーメンが有名ですので人気店の「 蜂屋 五条創業店」に行きます。旭川ラーメンは「青葉」とか「山頭火」も有名ですが東京にもあるのでこちらの店にします。
人気は醤油ラーメンで900円でスープの色は茶色に濁った感じでその味は 醤油に煮干しをブレンドした濃い味。 麺はシコシコ 味付けメンマ や チャーシュー も美味しく頂きました。
北美瑛の近くにあるアップダウンの道を進みます。ガイドブックでは道の先に大雪山連峰が広がると書いてましたが見えないです。
坂を登りきると雄大な景色が見える就実の丘という場所に着きます。綺麗です。
天気が良いので先日曇り空で、いまいちだったパッチワークの路に行きます。最初に行ったのは「セルブの丘」という所で花が綺麗でバギーで一周(有料)できます。商業的です。
ここの東側に広がる丘陵地がパッチワークの路で美瑛駅の近くに有ります。道を一筆書きで辿って行き、最初に在るのが「ケンとメリーの木」で昔の人はよく覚えていると思いますが日産のスカイラインのCMで出たところです。ケンメリ。懐かしいです。
かしわ園公園と言う所からの眺めです。波打つ丘陵地に耕作地が広がり赤い屋根の農家が有ります。右側の写真は丘の上の牧草ロールで雄大です。
次は「セブンスターの木」に行きます。駐車場も有り大型バスも来てます。この木は1976年にたばこのセブンスターのパッケージに描かれた、かしわの木ですが、海外のの観光客は何を思うのでしょうか?セブンスターを知ってますかね。
このすぐ近くに白樺並木があって、こちらの方が北海道らしい景色です。個人的には。農地越しのショットと道路越しのショットの2枚です。青空だと映えます。映え~。
次は「マイルドセブンの丘」に行きますが同じ名前の場所が2か所あります。CMが2本撮られたからだそうです。手前側には蕎麦の白い花が咲いています。左は白樺、右はカラマツの木が密集してこんもりと綺麗です。
空の雲と青空と蕎麦畑とカラマツがとてもいいです。
こちらはもうひとつの「マイルドセブンの丘」ですが、農地に観光客が写真撮影の目的で畑への不法侵入や、農作業の障害となる車の駐停車など観光マナーや撮影マナーの問題で持ち主の方が2018年4月に伐採されたという事のようです。残念ですね。今の写真は左側で、かつては右の写真のようだったそうです。
農家風景も北海道では普通だと思いますが、なんかいいですね。
この後は美瑛の駅に行ってきました。石造りの建物で、この駅に併設されるように並ぶ道の駅は駐車場が20台位しかありませんので、すぐ満車になります。
今日の宿泊は 旭岳のロープーウェイに近い道の駅 東川 道草館です。西陽が暑いです。
7月27日(木) 曇り 7時00分出発します。今日は北海道で一番高い山の旭岳に登ります。大雪山国立公園の北側に位置し、「日本の百名山」にも選ばれています。大雪山という名前は有名ですが大雪山という名前の山はありません。この辺の山々を総称して大雪山系と言いその最高峰が旭岳で標高2291mあります。 ありがたくもロープーウェイが途中まで有り山麓駅の標高1100mから5合目の標高1600m姿見駅まで行き、ここから山頂まで約700mの標高差を自力で登る往復5時間のコースタイムです。
旭岳ロープウェイの山麓駅の隣に旭岳ビジターセンターがあり、この駐車場は無料なので車を停めてロープウェイの駅に行きます。山を見上げると 霧が立ち込め 嫌な予感がします。
駅の中に入り2階の搭乗券売り場に行くと切符売り場の横に山の天候が書いてあります。山頂の天気は気温15°c。風速10m 。視界不良。入山はご注意下さい、となっていました。それでも登山客はいます。 熟年夫婦やグループまたは外国人の半袖短パン姿の人など軽装備です。ロープウェイ乗り場のトイレは山麓がウォシュレット付きの水洗トイレですが 姿見駅のトイレは バイオ トイレです。そこから上は1か所の外囲いのあるだけの場所が有りますが、携帯トイレを持参し、それに用をたす形となりますが、登山道は見晴らし良く両側が崖なので皆さんに見られるのを覚悟です。しなければ良いのですが。
北海道の山は本州の3000m級の山に匹敵する気候で夏でも氷点下になることもあるそうです。少し前には同じ大雪山系のトムラウシ山で多くの方が低体温症で遭難された様です。姿見駅のライブカメラも濃霧で真っ白です。先にお土産を買い様子を見ます。
景色が全く見えない中で行くのも面白くなく、一人登山で、危険もあるので今日は断念して隣のビジターセンターに行って山の勉強します。登って行った人は大丈夫ですかね。
ビジターセンターの人に、この天候での登山を訪ねると景色も楽しめず特に道間違いなどで危険だから止めた方がよいと。納得です。この後、再度昨日と同じ道の駅東川に戻ります。相変わらずの曇り空でしたが、2時過ぎぐらいから日差しがさしてきて暑さも31°c超えました。 早々にスーパーで惣菜を買い入れ コインランドリーで溜まった洗濯をして3時半には昨日と同じ 東川の道の駅に駐車しました。道の駅はモンベルが併設されてます。登山には便利です。ベンチに腰掛けてぼーとしていると高校生くらいの男子が写真を撮らせてくださいと。モデルになりました。街のイベントで写真のイベントが有ったそうです。
夕立ちが有りましたが暑さはあまり変わらずです。道の駅の裏に居酒屋が有りましたので、この次は居酒屋さんで飲もうとおのいます。
7月28日(金) 晴れ 6時40分24.3度道の駅を出発します。 今日こそは 旭岳に登ろうと思います 。天気予報では晴天ですが暑そうです。ロープウェイのチケット売場で天候をチェック。晴れ、気温13度、風速5m、北風、視界良で大丈夫です。
往復3200円のチケットを買います。ロープウェイは標高1,100mの旭岳温泉の山麓駅から旭岳の五合目にあたる標高1,600mの姿見駅までを1時間に4本出ており約10分で到着。1度に101人までが乗車できるそうです。
姿見駅の構内で入山届を記入し登山情報を確認します。熊出没もあるようです。万が一の為に備えます。大きな地図でルートを確認します。
外に出ると本日の目標、旭岳2291mが目の前にあります。晴れです。
8時20分登山開始。出発です。傾斜の少ない道を歩いていきます。ここから旭岳山頂まで3kmとの標識。短い?
旭岳は高山植物の「チングルマ」という白い花が群生しているという事ですが、既に花が散り綿毛の群生になっていました。
この辺りから傾斜が出てきます。登山道も大小の岩が鋭角に割れた石と火山性の石が入り混じります。振り返ると登ってきたルート上に姿見の池と、遠くにロープウェイの姿見駅が見えます。登山客は 衣装ばっちりの年配の人や親子連れの人、中国人のグループや欧米人のカップル など様々です。 服装は中国人や 欧米人の人は軽装の人が多く普通の服装や T シャツの人もいて靴もナイキのバスケットシューズを履いた人もいました。
7号目の標識が有ります。この辺から更に傾斜がきつくなり、既に汗だくです。左側の谷底は地獄谷火口があり、山頂から大きくえぐれられています。水蒸気爆発によって山体が地滑り的に崩壊して生じたらしく白煙を上げています。右手に原生林と残雪が見えます。
8合目まで来ました。更に傾斜がきつくなり道も大きな岩が割れた石がゴロゴロとしたガレ場が続きます。尾根を歩いて登りますが左側の地獄谷から吹き上げてくる風は非常に冷たく、汗で濡れた服なので体温を奪われます。お腹が痛くならないか心配になります。この辺りで半袖・短パン・スニーカーといったファッションの男女の方は引き返していきました。
9合目からは更に傾斜がきつくなり息が上がります。空に向かって歩くようです。右側の写真の四角い岩は金庫岩という名前で、これが見えるともう一息です。
頂上が見えてきました。あと少し。ゼーハー言いながら登ります。
登頂しました。山頂です。登山開始から現在時刻10時30分で標高2291メートルの山頂まで2時間15分でたどり着けました。ここにいる皆さん同様 私も登頂しました。
山頂標識で記念撮影です。文字がよく見えませんが「旭岳 2290米」と書いてあります。最近再計測された標高は2291mだそうです。余談ですが、この山頂標識は登山者皆さんがこの標識を入れて写真を撮るので、この後ろでシートを広げたりふざけていた人いて、どいてくれと言われて他に移動してました。山頂での過ごし方マナーですね。
山頂からの眺めです。大雪山系の山々(雲のかかった一番高い山は白雲岳2230mです)と雲海が見えます。
こちらは遠くまでよく見えます。中央の丸く開いた河口のような所は直径約2kmのカルデラでお鉢平(おはちだいら)と呼ばれ、その先の見える黒岳(1984m)に進む縦走ルートです。
雄大な景色を見ながらコンビニのおにぎりを食べて11時15分下山開始です。
13時00分1665メートル5合目の姿見の池に到着。9合目付近と 7合目付近で2回コケました。小石や割れたレキや火山岩がよく滑ります、大きな石以外は滑る前提で足を踏み出しても更に滑ります。それでも軽快に降りていく人もいて一体どういう風に歩いたらいいんだろうと後ろから見てましたが、その人もコケてました。 上りの時は大丈夫でしたが、下りは トレッキングポールは必須です。
この後、この姿見の池から鏡池などを通り姿見駅に戻る1.7kmの周回コースを約1時間かけて散策します。13時30分出発します。ここは多少のアップダウンは有りますが、こける所はありません。左の写真は姿見の池で池に旭岳が写るのですが雲が出てきてしまいました。
ハイキングコースを歩いていると残雪があります。冷えると氷点下になる時も在るみたい。。
日陰の谷あいに「チングルマ」を発見。もう少し早ければ、この花が一面に咲いていたそうです。今は写真右側のように花びらが落ちて綿毛のような状態になってます。
少し進むとピンク色の花が咲いてます。「エゾノツガザクラ」という花だそうです。
他にも多くの高山植物が花を咲かせてます。名前は左上「イワブクロ」、右上「シラタマノキ」、左下「エゾマルバツツジ」、右下「ミヤマリンドウ」です。小さく綺麗です。
道の途中に岩に穴が開いていて手を入れてみよう、と書いてあったので入れてみると温かい熱気湧き出てます。火山ですからね。
また少し行くと鏡池越しの旭岳ショットスペースに到着です。雲がかかってますが鏡(池)に写っています。
ゆっくり周って14時20分ロープウェイの姿見駅に着きました。駅のテラスから朝に見た旭岳は晴れの景色でしたが曇り空の旭岳になっていました。昨日登らなくてよかったです。
姿見駅でトイレに行き14時30分のロープーウェイで山麓駅に下ります。
すぐそばに旭岳温泉のホテルや旅館が有り日帰り温泉で汗と疲れを落とします。ビジターセンターの隣にあるホテルベアモンテで入浴しました。 料金は1140円のところ JAF 割で100円引きになりました。 因みに最初は湯元 湧駒荘という宿で日帰り入浴をしたいと思いロープウェイから一番離れたところにあり、行ってみると 車の駐車は一番離れた所に停めろとか 日帰り 入浴の人は本館の浴場には入れませんと書かれてあったり、なんか気分悪くやめてました。
この後、旭川駅前のイオンに立ち寄り買い物をし 深川市にある道の駅らいすらんどに到着。
7月29日(土) 晴れ 8時00分24.3度出発します。暑いです。ここから国道233号線で日本海側の留萌に向かおうと思いましたが天気が良いのでここから近くにある北竜町の「ひまわりの里」に立ち寄ります。23ha の丘に約150万本のひまわりが咲き一面 黄色に染まっています。中はひまわりの迷路やこの丘を周遊するトラクター観光車などがあります。
青空と黄色いひまわりが映えます。予想以上の綺麗な風景で来てよかったです。
この後は留萌の道の駅に出て海岸沿いの国道232号線を北上します。
小平町にある「すみれ」と言う海鮮系の食堂に行きます。12時過ぎに着きましたが既に20人位の人は待ってます。待ち時間は外に置いてあるメニューを見て何を注文するか考えます。
13時過ぎに入店することが出来ました。店員さんに「海の幸丼3000円」って何と聞いてら、映えますよドーンです。ウニもホタテも入ってますと言われ注文しました。メニューの「イカ醤油漬け100円」も気になりましたので注文です。
出ました海の幸丼!!。この写真では器が小さく見えますが標準の器の大きさです。丼からはみ出した海鮮とその上に乗ってるボタン海老やイクラとウニ。どんぶりの横と縦に大きくせり出し凄い量です。どうやって食べたらいいのかわからず、先ずはボタン海老から食べサーモンを食べホタテを脇に寄せるとやっとご飯が見えてきました。その後もマグロトロや赤みのサイコロカットやサーモンの炙りなど凄い量で圧倒します。イカ醤油漬けも凍らせてあり濃厚で美味しくお酒が欲しくなります。
満腹で動けません。道の駅小平で少し休み羽幌に向います。今日は道の駅羽幌で泊まりで、この道の駅は日帰り温泉が併設されていてサッパリしました。
夜は昨年も行った「酒菜や醍」ところに行きます。 昼間の海鮮丼がまだお腹に残っていて おつまみを少量ずつお願いした。 どれも美味しい。 この店が繁盛している理由がわかります。店の大将は46歳で昔は立川に いてUターンしたらしい。昨年も聞きましたが冬の北海道の車旅は事故が多くてやめた方がいいと・・・。
7月30日(日) 曇りです。ここの羽幌は甘えびが獲れるので有名です。地元の鮮魚を扱っている「北のにしん屋さん」という店に行きます。ここも食事処が併設されていて、うに丼や海鮮丼が食べられます。お土産に甘エビを選びますが、甘えびは活甘えびと生きていない甘えびが有り、当然生きている活甘えびの方が値段が倍以上高いです。店の人に聞くと東京に送るなら冷凍になるし、あえて活甘えびを買う必要はないので安い生きていない甘えびがお得ですと。どちらも新鮮で漁師さんが獲れたてを選別したものです。活甘えびは持ち帰ってすぐ食べる人はこちらかもねと言ってましたので、甘えび1パック 300g 入り 850円 を 3パックとボタンエビ300g 入り 1パック 購入しました。
この後羽幌を少し南下して海岸線から山の中へ入りますがカモメが見送ってくれました。
国道235号線の霧立国道の樹林帯の中をひたすら進むと、旧JR深名線の旧添牛内駅に着きました。木造の古い駅舎で中には入れませんが駅舎の裏側には草が生え茂った状態の古いホームが残っていましたが線路は既に撤去されていました。寂しい感じです。
この駅舎のはす向かいに、霧立亭という蕎麦屋があります。 ここはツーリングマップルに掲載していたので立ち寄ってみます。 ざるそば800円を注文しました。
とてもコシの強いシコシコとしたそばで美味しくいただきました。 ここの店で証明書なるものを発行していて、これは幌加内町のそばの日というのが 7月31日にあり 町内で食べたことを証明するという事で住所を書けば300円引きになるというもので 500円でざるそばを頂きました。1時過ぎというのに お客さんも次々と来ます。ライダーさんが多いです。
次は日本最大の人造湖の朱鞠内湖に行きます。国道275号線を走ると人も車もいません。そばの産地 らしく道路の両側にそば畑が広がります。 朱鞠内湖の展望台に到着です。 湖の中は入り組んだ大きな湖です。展望台の横にダムの堤防が構築されています。雨が降ってきました。
次は 日本最低気温 -41.2°cを記録してたてたモニュメントがある クリスタルパークに向かいます。銀色のトゲトゲしたモニュメントとデジタルの温度計が有りますが誰一人としていない。
また更に樹林帯と放牧の牛の中を走ります。人は誰もいません。
さらに 国道275号線を北上し 美深駅に着きましたが駅舎は立派ですが寂しい感じです。昔はこの駅に美幸線という日本一の赤字路線も接続してましたが当然廃線になりました。
美幌の街は寂しい感じです。夕食の買い出しで美深 西一条店のセブン-イレブンに行きました。 ここは日本最北のセブンイレブン だそうです。 今日の宿は 道の駅は森林公園 美深 アイランドに泊まりです。
7月31日(月)曇りです。旭岳登山のこけた後遺症で手の左指が3本痛いです 。あと腰も多少痛いです。 運動不足です。 音威子府の道の駅に向かいます。 今週は天気が思わしくないみたいです。音威子府の道の駅には天北龍(宗原商会)というラーメン店がありしょうゆラーメン800円を食べます。人手不足で30分待ちとの事ですが急ぐ旅ではないので待つことにします。
濃い醤油味のスープと中太とちぢれ麺 。チャーシュー・ ナルト・ メンマ などが入った 昔ながらのラーメンでスープ も 美味しいです。
この後 国道40号線を北に進むと晴れになってきました。 交通量の少ない道で左右に 牧草地が広がり北海道らしい景色が広がるがりますが何もなありません。ひたすら北上しますが皆さん100キロ近くスピードを出してます。15時頃に稚内到着しました。今夜の食材購入しますますが昨年も悩みましたがちゃんとしたスーパーがありません。ゴミ箱は稚内駅構内にある安心です。次は港の湯680円でまったり。去年は閉館中でリニューアルオープン。お湯はぬるっとしたお湯で塩辛くはなく少し茶色いお湯で浴場から稚内の港が見えます。
お風呂から出た後で、礼文島に行くフェリーターミナルに行きます。
中に入ると明日の天気が掲示されてます。晴れです。明日は礼文島に渡ります。
という事で早めにJR稚内駅のすぐ横にある道の駅(いつも満車です)に停めて明日の早起きの備えます。
8月 1日(火) 晴れ 5時30分気温24.3度出発します。礼文島へのフェリーは往復運賃5920円(2等客室)でチケット購入して6時30分発、香深港8時25着です。2等船室は雑魚寝タイプのフロアですが乗船すると直ぐに埋まります。皆さん横たわり睡眠します。礼文島到着です。
フェリーターミナルの目の前のバス停から今日のトレッキングコースの出発地のスコトン岬に行きます。バスは9時25分発10時13分到着予定で往復の運賃を考えると1日乗車券(2000円)の方がお得なので運転手さんから購入します。
礼文島の最北限のスコトン岬に着きました。少し風が強いですけれど いい天気です。スコトン(須古頓岬)とは、アイヌ語で、大きな谷にある入江という意味で、こちらは最北端ではなく、最北限の地となるようです。この地はかつて稚内の宗谷岬とともに日本最北端を名乗っていましたが、1974年の測量の結果宗谷岬より少しだけ南に位置することが判明して以来、最北限の地と名乗るようになったそうです。岬の先にトド島という名前の島が見えますが、この島を加えたらどうなんでしょうね?
この岬にはお土産物屋やトイレも有ります。岬のすぐ横には最北限の民宿があります。
さて今日のトレッキングコースは「岬めぐりコース」で、地図で見ると島の上の方にある左側の岬を周るルートです。
ここのスコトン岬からゴロタ岬、澄海岬を抜け浜中へと続く全長約12,4km、所要時間約5時間20分のコース。 澄海岬では、礼文で最も美しい透明度の高い海が堪能でき、その後、レブンアツモリソウ群生地へ向かうルートですが今日はバスの運行の都合で更に先の病院前まで行く14km位のルートです。
10時30分に スコトン岬から歩き出しました。
スコトン岬からバス通りを少し戻り分岐標識にある「岬めぐりコース」方面に行きます。
丘を登って行きひと山登ると綺麗な海と浜が見渡せる高台に出ます。この先にには浜が見えます。道は細く膝位の草が生えた中を進みます。
地図が有りましたので確認です。ゴロタ岬方面に進みます。
上り坂の登山道をひたすら歩きます。深い草と標高差176mの山が立ちはだかります。ゴロタ岬までの区間はハードな上り坂が続きます。 道も 足幅いっぱいぐらいです。汗だくになりながら振り返ると素晴らしい景色が広がってます。ここまで来て良かった。この景色はスタートしたスコトン岬とその先のトド島が見えます。随分と歩きましたね。
チシマリンドウの花が綺麗に咲いてます。
ゴロタ岬に着きました。岬全体と海が見渡せます。
更に先に進みます。岬の一番狭い所で両側に海が見えます。ここからは一気に海岸線へ降りて行きます。ここも急坂です。家族連れが後ろから来てましたが ゴロタ岬を過ぎたあたりから見なくなりました。
海岸線に下りましたので一安心です。海岸は大きな石がゴロゴロしていてゴロタ浜という名です。
この先も海岸線を歩いていきます。長いです。たまにお弁当を食べている人を見かけますが余りいません。海岸は砂浜に変わりました。
ずーと歩いていくと鉄府(てっぷ)という集落に出ます。意外と家が多いです。ここからショートカットして浜中へ進むルートも有りますが、初志貫徹で進みます。
ここには立派なトイレも有るので安心です。
ここから更に進み澄海岬に進みますが、またひと山登ります。
山を登り振り返ると鉄府の港と歩いて来た岬と青い海が見えます。赤い灯台と海の青とあってすごく綺麗です。
更に行くと西上泊という町が見えてきます。急な斜面を下ります。
降り切ると舗装道路にでます。標識に従い澄海岬(すかいみさき)方面へ行きます。
5~6分で岬の売店やトイレのあるところに着きます。逆光で見えずらいです。
この中を通り抜けて左手に西上泊の集落を見ながら小山を登ります。
13時20分澄海岬に到着しました。澄海岬(すかいみさき)です。海の青さが綺麗です。この岬の正面はひたすら海が広がっていますが、その手前にある入り江がその名前の通り、澄んだコバルトブルーの海の色が特徴の入り江が有り、礼文島の中でも最高の透明度を誇る岬です。風が強いですがおにぎり頂きました。
再び戻り売店の短冊メニューを見ると美味しそうなメニューが有ります。うに丼は4000円です。他にもつぶ焼き300円、浜ゆでエビ500円、トド串なんかもあるみたいです。
ここまで紹介しておいて、食べずに進みます。舗装道路をひたすら歩き岬を横断します。
この先にレブンアツモリソウの群生地がありますが、5月から6月が見ごろで今は何も咲いてませんでした。またの機会のお楽しみです。
道を下りきると浜中の町に着きます。浜中の到着時間は14時30分です。所要時間4時間で歩いてこれました。岬めぐりコースガイドによるの所要時間は5時間20分でした。 別のガイドブックでは4時間30分ぐらいかかると書いてありましたので多少早いです。
海が見えますが雲が出てきました。
ここから病院前というバス停に行きます。香深港行のバスがここから始発で出ます。16時6分発の 香深フェリーターミナル行きに乗りますが、バスの来る時間まで1時間以上もあるので 次の船泊本町まで歩きましたがバス停は海岸沿いの寂しい所でバスが来るのか不安を感じたので先程の病院前まで戻りました。 途中でファミリーマートも発見しました。コンビニ?
バスは海岸線を走り16時50分香深フェリーターミナルに到着しました。
稚内行のフェリーは17時10分発に乗船し早朝出発の為に眠りにつき19時05分到着しました。
途中の夕陽がとても綺麗です。
汗だくなので、昨日行った港の湯に行きます。その後は居酒屋さんに行こうと思います。今日も道の駅稚内で泊りなので近くの居酒屋さんを探しますが夜の9時だというの全部閉まっていいました。しょうがないので、空いていたラーメン屋さんの「広宣」に入ることにしました。店内はほぼ満席で、カウンター席に座ります。
瓶ビール650円と餃子650円を注文。 餃子の形は一定してないけれど すごく美味しい。 皮がもちもちで味が濃い。 醤油ラーメン750円も濃い味の醤油ラーメンで美味しい。 穴場で見つけた 逸品です。
今日は満月です。もう少し飲みたい気持ちもありますが体は疲れていると思うので車に戻ります。
以上で今回の北海道の車旅前編は終わります。ここ迄で走行距離は北海道に上陸してから1829.6kmになります。ここ迄の旅の内容的は比較的行動的(アクティブ)な旅になりました。天候は雨の日や曇りも多かったので写真的には苦労しましたが、先を急ぐことも無いので天気を見ながら行く所を考えました。北海道の内陸を行きましたので釣りもしませんでした。(しても釣れませんが・・)。この先は道東方面に行こうと思います。後編もよろしくお願いします。
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