ぐるっと山陰・山陽(山陽後編)

後編は山陰の残りの山口県の萩市から出発してから山陽を周ります。

5月30日 木曜日曇りです。 昨日あまり眠れなかったので 少し眠いです。 今日は 益田市から津和野方面へ向かいます。 天気が悪いので途中で釣りをしようと思います。途中に立ち寄った夕日パーク三隅という道の駅は、裏側が海に面していて、 海岸沿いを山陰本線が走り海を背にした列車を撮影することができます。そばには 列車が通過する時刻表が掲示されてました。右の写真はサンプル写真です。

そこから更に国道9号線を走り益田市に入り木部町にある益田市漁協大浜水産センターの側にある大日霊神社の横にある漁港に到着しました。 海に向かって左側の堤防で竿を出します。アオリイカの墨の跡があるのでイカは実績があるようですが黒鯛とかは未知数です。 11時半頃に釣り始め ネンブツダイなどはかかるのですが、どうにも 大物は来ません。 14時過ぎに餌もなくなったので終わりにします。

これから益田市内へ向かい 夢マートに行き買い物です。浜田から津和野に向けて走ります。 途中のシルクウェイにちはらは テレビの電波状態が良くないため パスです。 一気に津和野温泉なごみの里に18時30分到着。 電波は良好で人も少ないです。 来る途中に津和野駅に立ち寄りましたが 、昔の駅舎は既に無く立派な建物に変わってます。

駅の中に入ると、列車が入線してきました。鉄オタではないので詳しくは解りません。

駅前には D51(デゴイチ) が展示されていました。 昔の駅舎の方が良かった気がします。

5月31日 金曜日は朝から雨です。9時出発します。最初は太鼓谷稲荷神社に行きました。 山を上り 駐車場に着くと麓に津和野の街並が見えます。

社殿が新殿と本宮の2つあって どちらもお参りし ます。この神社は稲荷ではなく「稲成」と書き、読み方は同じ「いなり」と読みます。稲成の「成」には、津和野藩主亀井矩貞公の思いにより、お願い事がよく叶う、つまり願望成就・大願成就などの意味が込められているそうです。先ずは新殿から。

次は元宮をお参りします。後から知ったのですが太皷谷稲成神社では、境内にある4か所の参拝所をお参りすることが習わしとしてありお参りの順序として、「元宮」→「命婦社」→「新殿」→「神殿裏奉拝所」の順で参拝し。称して『四ヶ所参り』と言うそうです。

側の門を通り麓に下る道が有り、ここに約千本の鳥居が立ち並びます。真っ赤で綺麗です。

下まで降りると大きな鳥居が有り、徒歩で行く場合はここから登り参拝します。

ちなみに、日本の五大稲荷ののひとつだそうで、ほかの4つは京都 伏見稲荷大社、茨城県 笠間稲荷神社、宮城県 竹駒神社、佐賀県 祐徳稲荷神社だそうです。

乙女峠マリア聖堂は 津和野駅のすぐ裏側の山側にあります。 駐車場に車を置き 湿った 川沿いの上り坂を行きます。 ニホンアカガエル?もいます。

少し登ると右手に教会が見えます。緑の中の教会です。

昔とイメージが少し違う感じで、 多分色を塗り替えたのでそう感じる?。 人はいなくグッズの販売とかもやっていません。 後で分かったことですが 麓のカトリック教会が管理してるらしく、この教会の説明とグッズの販売をしてました。 過酷な拷問の歴史でした。 中に入るとイエス様がいらっしゃいました。

街中に戻り駅に近くにある安野光雅美術館に行きます。入館料800円を支払い中に入るとプラネタリウムもセットになっているそうです。

12時開始のプラネタリウムを予約し美術館の見学を始めます。 平家物語の絵が1シーンずつ 飾られていて 大作です。館内は昔の学校風に作られています。 教室や廊下が復元されています。 プラネタリウムを途中で見に行きましたが 35分 の上映時間でお客様も自分一人で見てましたが いつの間にか 最後の方は寝てしまいました。 係の人にきっと見られていたと思います。違う部屋にまた行くと絵本の挿絵が文章と共に飾られています。 天橋立の側にも安野光雄さんの美術館が有りましたが、ずいぶんタッチが違います。

駅の駐車場に車を止め殿町通りに向かいます。 向かう途中の道の左右は古い店舗が両側にあります。 米屋 酒屋 薬屋 土蔵など様々です。 石畳みの殿町通りは人も少ないです。

殿町通りの左側に、鯉が泳ぎあやめが咲く用水路があります。

一番奥には津和野の弥栄神社に伝わる古典芸能神事の鷺舞の像があります。

津和野カトリック教会は街の真ん中あたりに有り見学します。 外見も立派ですが中のステンドグラスも立派です。 教会の横に乙女峠マリア教会の詳細を展示した館があります。

外から見ると空の青と白壁が綺麗です。

途中の酒蔵で初陣という酒を購入。 楽しみです。

国道9号線を 山口方面に走り明善窯という萩焼の窯元に行きます。 大きな道路から細い道の住宅街を抜け、更に山道を上り突き当たりに明善窯と書いた駐車場の看板が見えます。

徒歩で15秒ほどで奥まったところに明善窯の自宅兼作業場と窯と販売所があります。 着くと大和佳太さんが作品のことを色々教えていただけました。 萩焼は山口県内の焼物を萩焼と言い明善窯は、この山口市ですが他に長門市も萩焼の窯が多くあるそうです。

登り窯も見学出来ました。窯の中は釉薬でつるっとした感じで黒いです。

作業場も見せて頂きお父さんの大和潔さんにもお話を聞きました。

以前は 京王百貨店の特別展に出品していたそうです。奥様にはお茶を頂きました。 お父さんの作品のビールグラスを7700円で購入しました。味のあるいいグラスです。

この後、一路 萩の市内を目指します。 日帰り温泉がなく残念です。郵便局も18時迄でした。 今日の宿泊は道の駅萩シーマートというところで漁協のすぐ脇です。

6月1日 土曜日 晴れで朝早くから暑いです。 松陰神社と松下村塾を見に行きます。無料駐車場に車を停め 鳥居の方向に歩きますと 中学生の修学旅行団体と重なります。境内は意外に小さく短い。 鳥居を抜けてすぐに松下村塾と吉田松陰が幽閉された建物がありとても 質素な建物です。 その奥に松陰神社の建物があります。 外見は普通の神社です。

松下村塾は簡易に建てられたような造りで冬は寒そうです。当然、畳みなのでここで正座して勉強は足がつらいですね。

参拝を終えて現金が無いので郵便局に行きます。 この後、近くの萩焼会館に行きましたが、ここは萩城内の窯元が出している販売店で多くの萩焼窯が出品しているものでないことが判りました。一通り見て次の泉流山という道の駅のすぐそばにある 江戸時代後期にできた窯元に行きます。店の雰囲気はよく格式高い感じです。 萩焼といえばこの白色ですがマグカップが 6600円。 少し高いかな。少し考えます。

次は松雲山窯に行きます。 ここも東萩エリアで細い道を通り行きます。 薪が置いてあるので間違いないのですが販売店舗があるわけでなく 玄関のチャイムを押してインターホンで作品を見せて頂きたいと言うと玄関の扉が開き家の中の座敷に案内されます。

6畳ほどの奥座敷に萩焼の作品が畳に並べてあります。 右側は 茶器でお父様の松浦無限さんの作品。 左側は日常 よく使う酒器やマグカップ などでお子さん松浦洞心さんの作品。

今、自宅で使っている フリーカップの写真を見せ浅草のまるごと館で購入したと言うと、うちの作品ですと。ひとつはマグカップは飲み口の黒い「皮くじら」と呼ばれるもので、青みがかった焼き物は焼きの温度が高いそうです。 もうひとつはフリーカップは釉薬の窯変(陶磁器を焼く際、炎の具合や釉薬(うわぐすり)中の物質の関係で、予期しない(面白い)色や文様に変わること。)で紫に変色したものでこちらも味がある。 前者のマグが3600円でフリーカップは4000円。 両方購入しました。

その後 登り窯や作業場を見学し、お茶も出していただき おもてなしいただきました。登り窯の中は釉薬と煤が張り付いて黒光りしてます。

作業場は奥の方に轆轤(ろくろ)が見えていて道具や作品が並べて有り、隣の部屋にはこれから登り窯に入れられる作品が並べられてます。

街中に戻り、明倫館の駐車場に停めて市内の武家屋敷などを散策します。my自転車を組み立て、まずは城下町周辺の 江戸屋横丁 と伊勢屋横丁 菊屋横丁の3つの筋に向かいます。 最初は江戸屋横丁で右の写真は円政寺で伊東博文と高杉晋作が幼少に勉強した寺だそうです。

日本の道100選にも選ばれた 菊屋横丁は高杉晋作の誕生地でもあり 綺麗な白壁が立ち並びます。両側の御成道には土産物屋や萩焼を売る店などがあります。 古びた建屋で趣があります。 各横町は晴天なので白壁と青空が映えます。

木戸孝允や高杉晋作の生地も有ります。

さらに 萩博物館を右手に見ながら萩城跡方面へ向かうと 北門屋敷や 堀内鍵曲がり という古い部屋に囲まれた道があります。 なぜか人がいません。 ここも青空で綺麗です。

すぐそばに 萩城跡のある指月公園に入ると毛利輝元公の像と萩城跡の石垣が現れます。

お濠を挟んで萩城跡に着きました。跡なので外から見ます。お濠から萩八景遊覧船1200円もあり橋本川を登り川から萩を望む事ができるそうです。

駐車している明倫館に行きます。明倫館は旧藩校ですが今は幕末に活躍した人々や 近代化を進めた人々 などを紹介してます。 各コーナーにボランティアの説明員がいて聞きやすいです。「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産登録されたそうです。

この後 夢マートで買い物をして、途中の湯免温泉うさぎの湯 350円で久しぶりのお風呂です。 洗い場が4人ほどのスペースで狭いですがいい湯加減です。

今日の宿は 長門の仙崎 という金子みすゞの出身地の道の駅 センザキッチンに泊です。

景色の良い海なので遊覧船も出ています。夕暮れなので人もまばらです。この道の駅は目の前が海で釣りとかしてます。 道の反対側にはローソンもあって便利ですTV電波も良いです。

6月2日 日曜日、今日は 道の駅センザキッチンを色々見学し11時頃に出発した。 道の駅では サザエの軍艦巻きや ふぐ刺しやフグの唐揚げと焼きちくわを買った。 晩飯が楽しみです。

今日は大海島の波の橋立という所があるので見に行きます。 写真スポットは高さがないので橋立 がよくわかりません。

次は二位丿浜キャンプ場という 砂浜の無料キャンプ場に下見に行きます。駐車場とキャンプ場は分かれているものの、ほぼ背中合わせのためオートキャンプのようなものです。 トイレは 洋式もあり炊事場は普通に使えます。 シャワーは鍵が閉まり使えなません。 ネットで海岸にゴミが多いと書いてあったが 気にするほどでもない。 明日はここにしようかな。

次は 元乃隅神社に行きます。 細い海沿いの道を抜けていくと、いきなり駐車場と誘導員が現れ 駐車場へ誘導されます。駐車場のすぐ横が多くの鳥居が並ぶのビューポイントです。日本海に向かって123基の赤い鳥居が連なる景色が圧巻の元乃隅神社で赤い鳥居、青い海、緑の大地のコントラストが美しいく、鳥居が海に向かって龍のように見えるそうです。

まずは 鳥居の中を通り海の方へ行きます。 外国人が相当 来ていてインド系や中国系もいました。岬の先端は少し 小高い丘になっていてそこから神社全景が見渡せます。 また竜宮の潮吹というのがあるんですがよくわかりませんでした。 鳥居をくぐり抜けて元に戻ると大きな鳥居があり、鳥居の6m上の真ん中にお賽銭箱があります。 下からお賽銭をその箱に投げ入れられれば願いが叶うそうです。私もチャレンジして一発で入りました。 いいことあるかも。

次に 東後畑棚田が写真のポイントということで 山道をくねくねと走り行きましたがたどり着いたところはあまり 棚田感がしない 棚田も4~5枚でいまいち ポイントでした。

次は むかつく (向津具)という地名の川尻岬 というところに行きました。 ここも 無料のキャンプ場があります。 途中の道でたぬきが死んでました。 川尻岬の先端 一帯がキャンプ場になっていてソロキャンパーがいました。平坦な敷地が少なく 3~4 組も入ればテントを張れるところがない場所ですが意外と風は来ませんのでキャンプ はしやすいと思います。岬の先端に本州最西端と書いてありましたが、 なぜここが最西端 なのかよく分かりません。 ツーリングマップルを見ると本州最西北端の岬と書いてありました。

ここから引き返しコメリに寄って 薪を購入し昨夜と同じ道の駅の仙崎で泊りです。

6月3日 月曜日晴れですが 少し雲があります。 風は少々 昨日よりは強いく12時ぐらいまで道の駅でまったりと過ごします。仙崎の街を少し歩きましたがお腹が痛くなって道の駅に直行です。 そのあと長門の湯本温泉の奥にある萩焼の窯に行きました。

のどかな街並で登り窯も見えます。その中の一軒の窯元に行きましたが黒い萩焼でした。二子玉に長門の萩焼の店を身内の人が出すそうです。水車小屋には臼と杵が有り違う窯元らしき家もありましたが入りづらく断念しました。

食材購入のため 長門市内の 富士スーパーに行きます。牛タンと焼肉を買いキャンプ場のある 二位ノ浜キャンプ場に向かいます。 到着が15時半頃になり既にキャンプをしてる人がいて良い場所が取れないかと思っていましたが 何のことはなく誰もいませんでした。

海は綺麗で砂浜もネットで書いてあるほど汚くありません。 海からの風が少し強いですがタープは無理でも テントなら張れると思います。17時くらいに設営完了しました。

キャンプ場は無料ですが管理棟(無人)には水洗の洋式トイレや炊事場やごみ箱も有ります。

海を見ながら缶チューハイをいただきました 。つまみは持ってきた焼き鳥缶です。すごく気持ちいい時間が過ぎます。 風が 5m ~7m 位あるかもしれないので半袖では寒く持ってきた 軍服を羽織ります。 焚き火を起こすと暖かく発泡酒を頂きます。夜は更けていきワインを頂きます。ここは海と砂浜と後ろに山の他は何もなく波の音しか聞こえない場所です。 海の沖を船が通ります。

今日の献立は、牛中落ちロース、厚切り牛タン、鶏肉鍋豚バラ入りの3種類です 。さてそろそろご飯にしようかなと思ってた最中に地元の男の人が話しかけてきた。 消防団に入っていて仕事もしてキャンプが趣味だそうです。 いろいろ 凝った道具を持ってるみたいで携帯の写真を見せてもらいました。 1時間位 その人はいて夕食開始が21時ぐらいになってしまいました。最後に地酒の日本酒も頂きました。

完ソロ(完全ソロキャンプ=キャンプ場に1人)の中のキャンプです。 雲があったので全て真っ暗の中のキャンプです。23時近くになって星が綺麗に見えてきました。

23時が過ぎ ラジオからはキャンディーズのハートのエースが出てこないが流れてます。 空を見上げると 星空が見えます。 誰もいない キャンプ場なのでやりたい放題です。酒もビールからワインに行って金冠黒松という日本酒に行きました。森山良子のオールナイトニッポンをやってました。1時か2時か分かりませんが 食器を洗い焚き火を消して寝ました。

6月4日 火曜日 晴れ時々曇り

朝7時まで寝てしまいました。 陽は高いです。バウルーを使ってホットサンドイッチを作ります。 食パンにとろけるチーズとベーコンとゆで卵を輪切りにして食パンでサンドします。 おいしかった。コーヒーの粉を持ってきたのでお湯を沸かして ドリップして飲みます。 海を見ながらのコーヒーは美味しいです。

朝方は晴れてましたが 少し雲が多めなので気温は風もあり 清々しい気持ちいい温度です。こじんまりとした砂浜の静かでいいキャンプ場だと思います。 何人かの人がサーフィンに来てます。 あまり波が高くはないんですが小さい波でもなんとか乗っています。

陽の高い時に角島に行きます。 お目当ては 角島大橋でコバルトブルーの海と島へ伸びる橋がとても綺麗な景勝地です。この絶景ポイントは 海士ケ瀬公園という 本州側にある駐車場に車を停めて目の前が ポイントになります。

本州と角島を結ぶ 全長 1780m の橋で両側にはコバルトブルーの海が広がります。 多くの観光客も来ています。どこからの景色がベストショットなのか駐車場の中や橋のたもとをうろうろ。 橋に一番近いところに角島大橋のオブジェがあって多分そこからがベストショットだと思い 写真を撮ります。

道を渡り展望台に行くと先ほどの駐車場のショットと反対側からのショットが撮れます。

一通り 写真を撮り、橋のたもとにある土産物屋に行くと写真が飾ってあり、橋を正面から見てセンター ラインの真ん中にして青い標識に角島と書いてあるものを入れて取ったものが飾ってありました。 これは 今いるパーキングのもう一段上の道から取ったものです。 車を回して上の段に上がり、こちらも写真を撮ります。 なるほど 。これがベストショット かもしれない。 残念なことに 標識は少し逆光のためブルーが黒っぽくなってしまった。

この橋を渡った所に島側からの展望台があります。やはり本州側からの方がいいですね。

次に行ったのは 角島灯台です。この灯台は明治9年に建てられたもので ベージュの 石積み灯台で上まで登ることができる300円です。駐車場も 300円かかります。細く狭い螺旋階段を 105段登り灯台の最上部に到達します。令和2年に重要文化財指定されていて、その時の文科大臣は裏金の萩生田光一さんでした。

風が強いですが 眺めは最高です。 青い海と打ち寄せる波が目の前に大きく広がります。

汗をかいたのでお風呂です。海岸沿いの道を行けば下関着きますが、この間はあまり景勝地も無く、下関は九州に行ったときに行っているので山口県の内陸に向かいます。国道435号線を南下し 蛍街道西の市という道の駅に到着。ここは日帰り温泉施設が併設されているます。夕方5時過ぎですが日差しが強いです。

6月5日 水曜日です。晴れで暑いです。今日は山口市に行き国宝の瑠璃光寺五重塔を見て最終的には瀬戸内海の周防大島の道の駅に行きます。 走行距離は120km ぐらいです。瑠璃光寺は昼前ぐらいに来ましたが、 いきなりショックです。五重塔は改装中でした。「法隆寺」「醍醐寺」の五重塔と並ぶ、日本三大名塔の一つで1442年に建てられたそうです。

大きな寺で色々な薬師如来様がにお祈りしました。 お寺の静かなたたずまいとは裏腹に平安~戦国時代の大内氏、陶氏、毛利氏などがかかわったそうです。

山口市内にある人気ラーメン店の江戸金 という所に行きます。 駐車場は無いので1時間100円のコインパーキングに停めました。店の中に入って直ぐに豚骨の匂いのきつい系のラーメンであることが分かりました。 メニューはラーメンかチャーシュー麺か 。おにぎりを頼む かぐらいしかなく ラーメンの大盛りを800円をお願いしました。

出てきたラーメンは大盛にしては少ないと思います。 味は予想通りの豚骨強烈スープで麺は 中太麺に青ネギと薄いチャーシューが3枚です。 さらっと食べられてしまう量と味です。 トッピングで机に備え付けられている紅しょうがを入れると断然味が 引き締まります。 何も入れない状態では少し豚骨の味が濃くて食べづらい感じです。 好き嫌いあると思います。

ここから国道262号線を南下し 防府市、周南市に出て 国道2号線を 広島方面に走ります。 徳山の海岸沿いは工場でいっぱいで煙突もくもく です。 さらに下松市、 光市、 柳井市を走り 国道188号線を走り大島大橋を渡り周防大島に渡ります。

島は結構大きな島で中程から少し先にあるサザンセトとうわという道の駅には18時40分頃到着しました。道の駅は結構立派な道の駅です。海側に駐車場があり景色がいいです。

6月6日 木曜日です。朝から曇りで7時半頃から道の駅のそばの漁港の堤防で釣りを始めました。 堤防の突端には釣り人が一人いましたが 、その手前で釣りを始めます。

朝からエサ取りが多く、海老餌では小魚に取られてしまうので練りエサにしました。 そうすると9時ぐらいに竿が大きく曲がります。ファイトの末36cm の黒鯛をゲットしました。 久々の黒鯛です。この釣り場は水深が6m~8m位です。魚はこの後リリースしました。

ここから 引き潮 に変わりまして最後には1m 以上潮が下げて全然釣れず 13時に竿をしまうことにしました。汗もかきましたので 片添ケ浜温泉遊湯ランド に行きます。入浴料520円です。 中に入ると誰もいません。 お湯はものすごく塩辛い温泉です。

この後、周防大島を出て岩国の友人ところに行きます。 家に着くと奥様が出られ畑作業中なので、そちらの地図を頂き向かうとワイシャツに麦わら帽子姿の友人がいました。30分ほど 話をして今日の宿泊地である 東広島市に西条町というところがある道の駅に車中泊です。

6月7日 金曜日晴れです 暑いです 9時50分出発します。今日は尾道ラーメンを食べに行きます。尾道の駅は賑わってます。

午前11時50分に尾道駅から徒歩で10分位の海側に尾道ラーメン丸干しが有り、コインパーキング(20分100円)に停めると、そばに小綺麗なこじんまりした店舗があり、既に10人の行列です。更に店内も待ちの人がいます。食券購入で注文は迷わずチャーシュー麺980円を注文。

少しますとチャーシュー麺到着です。 どんぶりの周りにチャーシューが飾られたように乗っていて刻みネギとメンマが乗っています。 店内に当店のラーメンは熱いです。 でもさっぱりしていますと書いてありましたが 、食べてみますと先ずスープは醤油ベースでスープの上に薄い油の膜がありその中に豚骨の背脂が浮かんでいます。スープは醤油ベースの味に煮干しの風味と背脂のコクが合わさった感じで飽きのこない 味です。麺はで縮れ麺でスープによく絡んで美味しい。一気に食べ進みスープ まで完食。 おいしい一杯でした。

この後 駐車場の近くをうろうろして、荒神通という 古いアーケード街が有りました。

アーケードを通り抜けたところにJR山陽本線が走る踏切が有ります。

坂の上の山頂に千光寺という尾道の街が一望できるお寺と、海には対岸に渡る艀が有ります。尾道にはこの他に千光寺新道・猫の細道や本通り商店街などが有るので次回に行きたいです。

ここから海岸線を走り鞆の浦に向かいます。 到着すると道がすごく狭く行き止まりで進めなかったりします。 中心部の市営駐車場に停めて町の見学をします。まずは鞆の浦の海に行きます。入り江の中にある漁港で、のんびりとしてます。崖の上のポニョの舞台です。

有名な常夜灯が有ります。 地元の人からはとうろどうと呼ばれており、石造りの3m ぐらいの大きな 灯篭です。 「安政六年己未七月」(1859年)に建造されました。

時計回りに街を歩くと、古い木造の商店や民家が並び土蔵作りの塀も立ち並びます。

古い商店の中はリニューアルされてましたが外は昔のままです。左の写真の汐の音は大福屋のモンブランで有名なスイーツ店です。右側は坂本龍馬の「いろは丸」が紀州藩「明光丸」と衝突して沈没した事件の補償ををめぐって談判が行われたのが旧魚屋萬蔵宅です。現在家屋が修復され、宿泊のほか食事・喫茶もできる「御舟宿いろは」となっています。

街中には中々味のある商店が有ります。右下の保命酒の蔵元が立派な佇まいで養命酒と何が違うかと尋ねると養命酒は薬として販売。 保命酒はお酒として販売なので細かく成分が記載できないとのこと。 ただし16種類もの薬効成分が入っているので 養命酒より こちらの方が良いと。鞆の浦には保命酒の酒蔵が4件あり、かつて ペリー来航の折に振るまわれたとか。寝る前に おちょこ いっぱいぐらい飲んでいただければ効力抜群らしいです。最初に保命酒を説明してもらった岡本亀太郎本店の保命酒の店で500ml 入りの保命酒を1300円で購入。

もう一度 海岸沿いに出て小さな町内をぐるっと一周 バス停があり、 そこを反時計回りに回ると龍馬がいろは丸事件の後に 7ヶ月間隠れていた民家や、弁天島などの綺麗な海辺の景色が見えます。小さな町ですが 道は狭く 車が通れる道路は少なく人が通る道が縦横に走っています。路地裏に入ると 古びた景色が飛び込み、 空の青さが小さく見えます。

国道313号線を備中高梁方面にひたすら走り、そこから更に国道484号線の山道を走り岡山県の道の駅 賀陽というところに到着しました。 途中の峠で備中高梁の街が見えます。

6月8日 土曜日 晴れですが少し雲があります。道の駅を7時30分出発し 8時過ぎに 備中松山城の駐車場に到着。途中の道は細い小川が横をの流れる上り坂をどんどん登っていきます。

駐車場に着くとすぐそばに シャトルバス500円でお城までの途中のふいご峠まで臥牛山(がぎゅうざん) 8合目の駐車場まで行きます。そこから徒歩でお城まで登っていきます。

途中は 石段のような登山のような所を15分 上り結構きついです。 お城の少し前にブラタモリで紹介された自然石をそのまま石垣に利用した所とか、入り組んだ 石垣の所を通ります。

三の丸の厩曲輪を抜けると二の丸に着きます。 朝早いので数名しか人がいません。ただ晴天ではないのでと逆光なので少し写真は残念です。石垣にしっかり 囲まれたお城です。標高430m。天守が現存する日本唯一の山城がここ備中松山城です。現存12天守の一つで国の重要文化財に指定されてます。

入場料 500円を払い天守へ登ります。 外見的には 三層に見える造りですが実際は二層です。 天守は1683年 水谷勝宗によって 大修復されたものが残ってます。天守に登ると国有林が茂っていて下までは見えません。 お城には石落とし とかもあります。

奥の二重櫓に行きます この櫓は天然の岩盤の上に作られた 二重櫓です。 ここから先もあるのですが普通の人はここ迄です。

二の丸に猫やトカゲがいました。 シャトルバスに乗って車を止めた 駐車場まで 楽ちんです。

来た道を戻り武家屋敷まで行きますが 無料駐車場もあり便利です。 武家屋敷は通り一つだけで通りの正面に小学校のような鉄筋の校舎があるのが残念です。新島襄が 建てたと言われる キリスト教会は川のそばで、薄い水色の落ち着いた建物です。 中はステンドグラスとかはなく、こちらも落ち着いた雰囲気です。

武器屋敷を通ると 鉄橋と花が綺麗な場所があり ちょうどそこに電車が通りました 。3~4人がそこで写真を撮ってました。

駐車場に戻り 12時に出発し 備前焼の町に行きます。ここから約80km あります。

備前焼伝統産業会館という 伊吹駅の駅ビルみたいな感じで、建物の2階に萩焼のギャラリーと販売を行ってます。 14時半に到着し、じっくり 1時間ぐらい見て大体の目星をつけました。

念のため以前行った事のある黄微堂という窯元がすぐそばにあるので行ってみました。 店に並んであるものの他に窯出しした直後のものが奥にあるというので見てみると大変な点数の備前焼きが並んでいました。 このお店の 備前焼の色は大変いい色が出てます。 特に赤とゴマの紋様が綺麗です。 ビールグラスは飲み口が細くなっているので飲みづらいのと 洗いづらいのでどうかと思い今回は見るだけにしました。

結果としては先程の駅中のギャラリーでコーヒーカップ(香山窯 柴岡 力3850円)とフリーカップ(小野田 瑞穂3850円)を2点買って7350円JAF割りが聞いてラッキーで購入しました。

お岡山県から兵庫県に入ります。中国地方の走行距離は1723.5kmでした。この後、今日の泊まりの道の駅は兵庫県内の「みつ」という道の駅 にしました。 ここは海岸沿いの丘の上にある景色のきれいな道の駅です。ポツリポツリと雨が降ってきました。

6月9日 日曜日 雨で10時位には止んできました。 10時出発で有馬温泉 金の湯に行きます。12時 少し前ぐらいに有馬温泉に到着しました。 すぐそばのコインパーキング 30分300円に停めて 目当ての金の湯 という浴場に坂を登り向かいます。天気悪いのに観光客が多いです。有馬温泉の金の湯は豊臣秀吉も入った(650円の入浴料)ナトリウムと鉄分の入った茶色の温泉が楽しめるとのことです。 目の前に行くとなぜか変な雰囲気。 横に回って正面に出ると 改装中のため閉店。。。他をさがさねば。

仕方なく もう一度来た道を下り観光案内所に行き日帰り温泉のやっているところで金の湯のある所を教えてもらいました。 一番近いところで更に料金も安いということで、ねね橋のすぐ近くにある有馬御苑というホテルにしました。フロントで入浴料1100円を支払いタオルをもらい 7階のお風呂へ行きます。お風呂場は内湯が金の湯と普通のお水のお湯があり、外湯が銀のお湯と言われる炭酸ナトリウムでラドンが含まれたお湯になります。

金の湯はナトリウムが豊富なので塩辛いです。 水は茶色で10㎝下が見えません。 ちょうどいい湯加減で温泉の成分が染みわたる気がします。 外湯の銀の湯は3人入ればいっぱいになるくらいの湯船であまり炭酸温泉感がありませんでした。 なので 金の湯に入り直し満足です。

雨が降ってきましたが土産物屋で名物の炭酸せんべいを買って駐車場へ向かいます。

ここから大阪市内を通過し 今日の宿泊地道の駅お茶の京都南山城村 というところまで行きます。 17時過ぎに到着しましたが 山の中です。18時に道の駅が閉まると誰もいなくなってしまいます。でも ゴミ箱も有り テレビも映るのでいい道の駅です。

5月10日 月曜日 薄曇りから晴れになりました。 8時40分出発します。国道163号線を通り伊賀上野から名古屋方面に向かいます。名古屋に12時半ぐらいに到着。 刈谷市にある 五十五番というラーメン屋さんで刈谷二郎ニンニク増し 910円を注文しました。さすが 二郎系ラーメンで器に山盛りのもやしとにんにくが溢れて上に背脂がたっぷり。チャーシューは1枚ですが厚いです。食べ終わるまでにんにくの味がきついですが完食しました。

静岡県の掛川の道の駅まで来ました。今日はここで泊ります。

6月11日 火曜日 晴天で朝から暑いです。 今日は自宅へ帰りますが、給湯器が壊れたとのことなので箱根で温泉に入ります。 宮城野温泉会館(650円)という強羅から近い所にある泉質がナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉の温泉で少し濁った、町民が入りに来る温泉です。熱めのいい温泉でした。

17時30分到着。自宅に到着しました。27日間の車旅でした。

今回の走行距離は全行程(東京から中国地方の山陰・山陽を周遊して東京まで戻る行程)のトータル距離数は3230Kmです。中国地方内の走行距離は1723.5Kmでした。

今回の車旅は山陰と山陽と言いながら山陰を丁寧に周りました。山陽は九州や四国の行帰りなどで行く機会が多くあるので、今まで機会の無かった山陰に重点を置きました。基本は海岸線を走りますが、山陰はどこも海が綺麗で青いです。丹後半島から鳥取にかけてはジオパークに指定されていて奇岩も多い絶景の海です。キャンプした二位ノ浜も静かで綺麗でした。北海道と違ってヒグマはいないので少し安心です。

中国地方で一番高い山の大山にも登れました。ひざの手術もしたので少し不安でしたが何とか登れて山頂からの景色も見ることができ良かったです。普段の運動不足で少しきつかったです。

倉吉、石見銀山、萩、津和野、鞆の浦、尾道など古い町並みが保存されていて雰囲気がよかったです。山陰は山陽と比べると町の大きさは小さいですが、鳥取大栄町のコナン、境港市の鬼太郎、出雲市は大国主命、萩は吉田松陰など色々なキャラクターが豊富です。

食べ物は山陰と言えばカニですが、シーズンではないので食べませんでしたが海産物はどこも新鮮です。ご当地の食べ物は少し素朴な食べ物が多いようです。

天気は概ね良好で、この季節が一番良い時期でカラッと晴れた天気が多かったです。冬の日本海は荒れるのと夏は暑いので、この季節はベストです。

釣果は周防大島で久々の黒鯛が釣れたので満足です。次はサイズアップを狙います。

費用的にはトータルで20.6万円かかりました。内訳はガソリン4.9万円・食品購入6.2万円・お土産4.2万円・観光入場料1.0万円・外食費0.8万円・高速費用0.7・お風呂0.8万円と大きな経費はこんなところです。値段は軽油1リットル140円から158円位の幅で高いです。

今回も事故無く帰ってこれて良かったです。次はカニを食べに行こうと思います。

ありがとうございました。今回もいい車旅でした。

海辺の案山子

キャンピングカー(ハイエース)で釣りをしながら日本全国ゆったり周遊のサイトです。ソロキャンプや車中泊をしながら全国各地の景色や美味しいものを楽しみながらゆっくり旅します。旅の基本は海岸線の一般道を走りながら釣り場を探し、場所毎の魚種を狙います。釣った魚が大きい時ははキャンプ飯として戴きます。急がずゆっくり周ります。

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